2017年2月8日(水)
ブロック投下強行
工事中止要求 沖縄県を無視
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防衛省沖縄防衛局は7日、名護市辺野古の米軍新基地建設に伴う埋め立て工事に向け、汚濁防止膜を固定するコンクリートブロックを海底に投下しました。並行して海底の地質を調べる海底ボーリング(掘削)調査も開始しました。
県は6日、汚濁防止膜の設置計画が変更されたことから防衛局に対し、工事の中止と説明を求めていましたが、防衛局はブロック投下を強行しました。
翁長雄志知事は7日午後、ブロック投下を受け、記者団に「甚だ遺憾だ」と述べ、即時中止を求めました。
7日午前9時20分ごろ、作業船に積んだコンクリートブロックをクレーンがつり上げ、海中に沈めました。投下作業は2カ所で行われました。防衛局は今後3カ月程度をかけ、228個を投下する予定です。汚濁防止膜の設置後は護岸工事に移る方針です。
作業中、垂直離着陸機オスプレイ2機が工事現場上空を旋回飛行しました。