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2017年2月7日(火)

ギャンブル依存に起因の犯罪

2328件、前年比626件増

清水議員要求 警察庁が資料

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 2016年中に摘発された犯罪のうちパチンコやギャンブルへの依存を動機とするものが2328件にのぼっていることが6日までに、日本共産党の清水忠史衆院議員の求めに警察庁が提出した資料で分かりました。警察庁が統計を取り始めた15年との比較で626件増で、ギャンブル依存に起因する犯罪が大幅に増えています。

 警察庁の犯罪統計では、従来ギャンブルを動機とするものも「遊興費充当(遊ぶ金欲しさ)」に分類してきました。ギャンブル依存症に社会的関心が高まるなか、15年からは動機の分類に「パチンコ依存」「ギャンブル依存」を加えました。

 警察庁が「遊技」として管理下に置くパチンコと、競馬、競輪などのギャンブルとを区分していることに意味はなく、その合計をギャンブル依存に起因する犯罪数とみることができます。

 罪種別では窃盗が1719件と最も多く、次いで詐欺や横領などの知能犯が320件となっています。

 刑法犯の摘発総数は32万6000件(16年)にのぼります。ギャンブル依存問題に取り組んでいる司法関係者は「ギャンブルによる生活困窮や借金が犯罪の動機となっていることが多く、この統計は氷山の一角ではないか」という見方を示しています。

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