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2017年2月1日(水)

3次補正予算が成立

参院本会議 共産党は反対

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(写真)反対討論に立つ武田良介議員=31日、参院本会議

 2016年度第3次補正予算が31日の参院本会議で、自民、公明、維新各党の賛成多数で可決・成立しました。日本共産党、民進党、自由党、社民党、「沖縄の風」は反対しました。同予算は総額6225億円。16年度の税収が当初の見込みを下回り、1兆7512億円の赤字国債を発行します。

 討論に立った日本共産党の武田良介議員は、本補正予算のうち、北海道・東北の台風や熊本地震の災害対策費は必要な支出だと表明。その上で、税収減はアベノミクスの破綻による景気悪化が原因だと指摘し、7年ぶりに補正予算で赤字国債を追加発行しなければならない事態にもかかわらず「1769億円もの軍事費を計上し、特別扱いするのは重大だ」と批判しました。

 武田氏は、P1対潜哨戒機20機・362億円、F35A戦闘機8機・68億円など、本補正予算に計上された軍事費の6割以上が、17年度予算の前倒し分だと指摘。本補正予算を含めると16年度の防衛省予算は5兆2537億円に達し、これは「戦争する国づくり」のための大軍拡の道だとして「絶対に容認できない」と述べました。

 武田氏は、財政法で補正予算が認められるのは「義務的経費の不足」のほか「緊要なケース」に限られていることを挙げ、本補正予算に計上された軍事費に「緊急性はない」と述べました。本会議に先立つ参院予算委員会では辰巳孝太郎議員が反対討論に立ちました。


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