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2017年2月1日(水)

主張

「赤旗」創刊89周年

国民とともに時代動かす新聞

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 「しんぶん赤旗」はきょう、1928年2月1日の創刊から89周年を迎えました。日頃のご購読、ご協力に改めて感謝申し上げます。「赤旗」は戦争や弾圧で発行を中断された時期もありましたが、反戦平和、自由と民主主義、国民の権利と生活擁護の旗を掲げ続けてきました。強権・暴走政治を加速する安倍晋三政権と対決する野党と市民の共闘が広がる激動的情勢の中で、“タブーなく真実を伝える国民共同の新聞”として新たな注目を集めています。期待と役割を自覚し、国民とともに政治の新しい時代をさらに前へ動かすため、力を尽くします。

真実を伝える原点に立ち

 「赤旗」(当時の呼称は「せっき」)は22年7月に創立された日本共産党の機関紙として発行されました。25歳以上の男子が選挙権を持った日本初の普通選挙(28年2月)を控えた時期、非合法にされていた日本共産党が「赤旗」を通じて、国民の前に姿を現したのです。

 日本が朝鮮半島を植民地化し、中国大陸に次々と軍隊を送り込む、対外侵略を拡大していった時代です。「君主制の撤廃」「帝国主義戦争反対」「植民地の完全なる独立」「言論、出版、集会、結社の自由」という主張を果敢に掲げた「赤旗」創刊号は、心ある国民に衝撃と感動をもって受け止められました。

 「赤旗」は持っているだけで逮捕・投獄され、印刷所も見つかればつぶされるという過酷な状況で、「赤旗」は、靴の敷革の下などに入れられ、国民の手から手に渡されました。ある村では1部の「赤旗」を2〜3人が読み、最後はボロボロになっても読まれたと伝えられています。どんな弾圧にも屈せず、文字通り命をかけて真実を伝え続ける―。これは「赤旗」の伝統であり、揺るがぬ原点です。

 日本が中国東北部(当時の「満州」)への侵略戦争(31年)を開始した際、一般紙が“満蒙は日本の生命線”と戦争賛美一色になる中、戦争反対の声を上げ続けた「赤旗」の役割の意義は、歴史に深く刻まれています。安倍首相がうそと偽りの言葉で国民を欺き、日本を再び「戦争する国」にするための暴走を続け、巨大メディアがそれを無批判に垂れ流すなかで、真実を国民に伝える「赤旗」が、その使命を果たすことは、ますます重要となっていると痛感しています。

 安倍政権の暴走とたたかう「一点共闘」が広がり、野党と市民の共闘が進展する中で、共闘の一翼を担う日本共産党と「赤旗」に、これまでにない幅広い方々が信頼を寄せ紙面上で発言してくださっていることは、大変心強いことです。「野党共闘の動きを知りたい」と初めて購読される方もうまれています。情勢の大きな変化のなかで、「国民共同の新聞」として、多くの方が手にしていただける「赤旗」にしていく決意です。

情勢を切り開く力に

 他の野党代表が党史上初めてあいさつをするなど、大きな注目を集めた1月の日本共産党大会は、野党と市民の共闘をさらに発展させ、安倍政権を打倒して、自民党政治を終わらせ、野党連合政権で新しい政治を切り開くことを呼びかけました。

 党創立95年の今年は、戦後史でもかつてない激動の中にあります。日本の未来をひらくため、国民に希望と勇気を届ける努力を、いっそう続けていきます。


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