2017年1月31日(火)
共産10人全員当選 北九州市議選
自民現職2人落選 維新はゼロに
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今年最初の大型選挙・北九州市議選(総定数57、4減)が29日投開票され、日本共産党は前回選挙で議席を失った八幡東区をはじめ7選挙区で10人全員が当選し、1議席増で過去最高の議席占有率17・54%への躍進を勝ち取りました。投票率が2・75ポイント落ち込む中、得票数、率ともに前進しました。
一方、公明党が2議席増(13議席)となったものの、「国政とのパイプ」を強調してたたかった自民党は現職2人が落選し、改選21議席から18議席に後退。維新は全選挙区に候補者を擁立しましたが現職3人を含め全員が落選しました。安倍自公政権とその補完勢力に厳しい審判が下されました。
民進党は現状維持の7議席、社民党は1議席(1議席減)でした。
選挙戦で日本共産党は、第三関門道(下関北九州道路)などの大型開発でなく、暮らし・福祉優先の市政へ転換をと呼びかけて争点を鮮明にしました。さらに安倍政権に審判を下そうと呼びかけ、日本共産党の大会で3野党1会派の代表があいさつしたことも紹介し、「日本共産党の躍進でこそ野党共闘も進みます」と訴えました。
党議席の空白を克服した藤元聡美氏(八幡東区)は「選挙戦で野党共闘を訴える中、『共産党が頑張らないかん』と力強い声援をいただきました。平和を願う人たちとスクラムを組んで本気の共闘を進めるとともに、市民の信頼のもとに八幡東区に盤石の党をつくっていきたい」と力を込めました。