「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年1月26日(木)

沖縄デマ番組「ニュース女子」

「事実まげた」放送せず

ミヤギテレビ、社内考査で判断

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド建設に反対している人は「金で雇われている」などとデマのリポートをしたテレビ番組「ニュース女子」を東京MXテレビが放送したことに批判が集中しています。この問題で、「ニュース女子」の放送枠があるローカル局「ミヤギテレビ」(仙台市)が社内の考査でこの回の番組を「事実をまげている」と判断、放送しないことを決めていたことが24日、本紙の調べで明らかになりました。


写真

(写真)「良心の放送局に戻って!」と東京MXテレビ本社前で抗議する人たち=19日、東京都千代田区

 「ニュース女子」は化粧品・健康食品製造販売のDHC(吉田嘉明会長)が地方テレビ局から時間枠を買い取り、子会社「DHCシアター」が制作した番組を持ち込み、地上波で放送しています。

 ミヤギテレビは毎週水曜日の午前2時29分からの深夜時間帯に「ニュース女子」を放送しています。

 沖縄のデマリポートを含む回の「ニュース女子」について、同局が事前に行った考査では、放送法が定める「報道は事実をまげないですること」「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」という規定に照らして、放送できないと判断しました。

 同局では「持ち込み番組」について、台本や素材を必ず事前にチェックし、放送法、日本民間放送連盟放送基準、自局の放送基準などを判断基準に、放送の是非を判断しているといいます。

 ミヤギテレビコンテンツ審査室では、「持ち込み番組にかぎらずすべての番組について、放送局は厳しくチェックし判断するものだと思う」と話しています。

 沖縄デマリポートの「ニュース女子」を放送した東京MXテレビの社内考査がどうだったのか、厳しく問われます。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって