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2017年1月19日(木)

第27回党大会での志位委員長の閉会あいさつ

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 日本共産党第27回大会最終日の18日、志位和夫委員長が行った閉会あいさつは、次の通りです。


 代議員および評議員のみなさん。いよいよこの大会も最後の議事を迎えました。

 私は、選出された新しい中央委員会を代表して、第27回党大会の閉会のあいさつを申し上げます。

 この党大会の主題は、開始された「日本の政治の新しい時代」をいかにして前へと動かすか。ここにありました。内外の来賓のみなさんの激励、代議員および評議員のみなさんの奮闘によって、第27回党大会は歴史的成功をおさめることができました。(拍手)

(1)

 この党大会は、日本の現状と前途を憂うる多くの人々のなかに反響を引き起こしています。

 大会初日、3野党・1会派の代表の方々のあいさつをいただきました。それに続きまして、26人の野党国会議員のみなさんから、大会に対する心のこもった連帯のメッセージをいただいたことを報告しておきたいと思います。(拍手)

 経済評論家の内橋克人さんは、22日号の「しんぶん赤旗」日曜版のインタビューにこたえて、つぎのような感想を寄せてくださいました。

 「野党共闘は、安倍官邸独裁を打ち破るための唯一の対抗策です。ほかにありません。野党3党と1会派が集まったのは、非常に意義が大きい。年の初めに共闘へのたしかな路線を打ち立てたのは本当に良かった。

 党大会では、安倍内閣の支持率がなぜこんなに高いのかも、踏み込んで“解剖”されている。『改憲勢力3分の2体制』打破のテーマも重要です。官邸のウソに踊らされている人々を、目覚めさせる衝撃力をさらに発揮してほしい。

 共産党の決断が、多くの国民、安倍官邸独裁に不安を持つ市民への励ましになっています。最近いろんな人と話をすると、みんな野党共闘に心から期待しています。共産党への見方も相当変わってきました。そこに私は希望を見いだしています。どうぞがんばってください。熱気をどんどん発信してください」(拍手)

 たいへん心強く、うれしい評価であります。この大会の熱気を、日本国中にどんどん発信しようではありませんか。(拍手)

(2)

 党大会は、決議案を全党の英知を結集して練り上げ、大会決議として仕上げました。この大会決議は、二つの意味で重要な意義をもつものです。

 第一に、大会決議が、開始された「日本の政治の新しい時代」を前に動かすために、日本共産党はいかにたたかうか。国民運動、国際活動、選挙闘争、党建設などのあらゆる面で、わが党のたたかいの方針を明らかにした文書であることはいうまでもありません。綱領を今日の情勢のもとで具体化したこの歴史的文書を、一刻をあらそって全党員のものとしようではありませんか。(拍手)

 第二に、大会決議は、同時に、わが党の方針というものにとどまらない意義をもっています。この決議に対して、すでに党外の方々からたくさんの反応が寄せられていることが示すように、大会決議は国民的にも意義をもつ文書となったと思います。野党と市民の共闘をともにたたかっている方々、日本の政治の前途を真剣に考えている多くの方々、さらには広く国民のみなさんに、大会決議の内容を語り広げようではありませんか。(拍手)

(3)

 党大会は、全党の先頭に立って綱領と大会決定を実行する、新しい中央委員会を選出しました。新しい中央委員会は、先ほどご報告したように、新しい指導機構を選出しました。

 新しい中央委員会の体制は、戦後政治史でも初めての野党と市民の共闘が発展するもとで、中央、地方、各分野で、広く国民と結びつき、激動的情勢を切り開く指導性を発揮できる体制となっています。

 将来性のある若い幹部の抜てきに引き続きつとめるとともに、知恵と経験に富んだ試練ずみの幹部と力をあわせて、指導的責任を果たすという体制となっています。

 20歳代、30歳代、40歳代の同志48人が、中央委員、准中央委員に選出されました。女性の中央役員の比重は前回より高まりました。党の現在とともに未来をになう若い幹部が、それぞれの個性を存分に生かして、政治的にも、人間的にも大きく成長することを、私は強く願ってやみません。(拍手)

 党の三役の体制としては、これまでの指導体制が引き続き選出されました。この間、この指導体制のもとで、一昨年9月の4中総で、従来の党の方針を発展させ、野党共闘の路線に踏み込み、この路線を前進させるために力をつくしてきました。

 この仕事は、始まったばかりであり、開始した野党共闘の路線を成功させる責任を考えて、三役の体制は継続が適切であると考え、その旨を中央委員会総会に提案し、選出していただきました。

 私は、新しい中央委員会の責任者として、新中央委員会が、広く国民のみなさん、ともに野党と市民の共闘に取り組んでいる友人のみなさん、全国各地で頑張っておられる支部と党機関のみなさんに信頼される活動を展開し、原則的かつ柔軟なイニシアチブを発揮するために、もてる知恵と力を発揮して頑張りぬく決意を表明するものです。(拍手)

(4)

 この大会の成功は、内外の来賓のみなさんの激励、代議員・評議員のみなさんの奮闘によるものであるとともに、各分野で献身的に働いていただいた多くの要員のみなさんに支えられたものであります。私は、新しい中央委員会を代表して、大会を支えてくださったすべてのみなさんに、心からの感謝を申し上げるものであります。(拍手)

 同志のみなさん。全党の英知を結集してつくりあげた大会決議を手に、その全面実践にとりかかろうではありませんか。

 この大会が、党創立100周年をめざし、野党連合政権への道を開いた文字通りの歴史的大会になったと党史に刻まれるよう、奮闘しようではありませんか。(拍手)

 以上で、第27回党大会の閉会のあいさつを終わります。ともに頑張りましょう。(長く続く大きな拍手)


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