2017年1月18日(水)
県民の命軽視に怒り
沖縄・辺野古で抗議
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沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対する市民らは17日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で65人が抗議行動をしました。
「島ぐるみ会議宜野湾」の22人とともに参加した桃原功市議は、「県内には飛行場といわれるものが四つ、ヘリパッド(着陸帯)は58あるといわれています。どこにでもオスプレイが落ちる危険があります。日本政府は墜落からわずか6日後に訓練再開の通告を認めたが、県民の命を何だと思っているのか」と訴えました。
『名護市史』の編さんに関わり、沖縄戦体験者からの聞き取りに取り組んできた女性(68)は、オスプレイが墜落した翌日の安部(あぶ)の海岸が米軍と警察関係者に“占拠”された様子が、沖縄戦体験者から聞いた米軍上陸と重なって見えたと述べました。
また、安部の海底にはまだオスプレイの残骸が残されており、細かい機体の繊維などが、ジュゴンや、サンゴ礁にすむ生物にどのような影響を与えるか不安だと語りました。
愛知県から来た男性(32)は「今、沖縄で起きている問題は自分たちの問題」と話しました。
16日には、政治団体「日本第一党」の桜井誠党首ら約40人がゲート前の抗議活動を妨害。雨よけなどに使っているテントを「警察が撤去しないならわれわれが撤去する」などと言って実力行使に出ようとして、警察に制止されました。