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2017年1月18日(水)

日本共産党第27回大会 来賓あいさつ

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 日本共産党第27回党大会3日目の17日、来賓の3氏があいさつしました。要旨を紹介します。


違い認め ユーモアもって

安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(上智大学教授) 中野 晃一さん

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 市民連合は、安保法制を廃止に追い込み、立憲主義を回復して、個人の尊厳を擁護する政治を実現していくために活動しています。

 立憲野党は、これらの政策で方向性は共有しています。共闘の大事なところは、お互いの違いや良さをつぶして一つになることではなく、違いを受け入れた上で、同じ方向を向いているところで政治の破壊をやめにしていくことです。今年こそ、それができるとの思いで、みなさんと一緒に歩んできています。

 政治を諦めてしまった人たちに、もう一回受け皿をつくって、説得力のある、本気の野党共闘を、市民が後押しして実現させ、展望を切り開きたい。

 やっていることが正しい、間違いないと確信していればいるほど、理解してもらうにはリスペクトの視点が必要です。より広げるためにはユーモアもいります。私たちは怒っています。しかし、怒っているだけの人たちに人は寄ってきません。

 今年を転換点として、まず安倍政権を退陣させる。そして安保法を廃止し、立憲主義の回復、個人の尊厳を回復・擁護し、未来を切り開いていく政治を幕開けさせるために、共産党のみなさんと、私たち市民連合もがっちりと一緒に組んで頑張っていきます。

路上から声 これからも

首都圏反原発連合 ミサオ・レッドウルフさん

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 日本共産党大会の開催おめでとうございます。今回は歴史的な野党の参加など、共産党だけでなく日本の情勢的にも転換点だと感じています。

 私たちは、2012年3月から首相官邸前で抗議を続け、毎週金曜日に声をあげています。まもなく5年になります。こんなに続けるとは思っていませんでしたが、必要がある限り声をあげ続けていきたいと思っています。

 反原発の運動は、2013年から「NO NUKES DAY」という共同行動を取り組んできました。市民運動はとっくに超党派の運動ができていました。正直、政治が遅いとずっと思っていました。いよいよ、共産党のみなさんもいまだかつてない野党共闘という局面を鮮やかにクリアしてくれました。ありがとうございます。

 私たちも参加者も、血と汗を流しています。それを政党のみなさんがくみあげてくれることを願っています。

 世界的にも大きな流れがおきています。私たちは、いつも世界のダイナミズムに乗り、波をつくり、その楽しさを感じていきたいと思っています。

 今年は、衆院選で野党の議席が伸びる必要があります。今年もみなさんと一緒に路上で声をあげていきたいと思っています。よろしくお願いします。

消費税に頼らない道進む

全国商工団体連合会会長 太田 義郎さん

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 全国の民商・全商連を代表してごあいさつ申し上げます。

 日本の政治は昨年劇的な前進を遂げました。国民の願いに応える野党と市民の共同です。私たち民商・全商連も特別な体制、方針でこの運動に参加し、心躍る思いがしました。さらに新潟県知事選で目が覚める、明るい展望が開けました。

 安保法制・南スーダン派兵反対、原発反対、さらに年金カット法、消費税引き上げなど、どの政策をとっても国民の5〜6割は支持していません。しかし世論調査で安倍首相の支持率が高いのはなぜなのか。ここへ切り込んでいく必要があります。

 有権者にとっては「失業よりまだ非正規でも就職口があった方が良い」など仕方がない、まだましという安倍支持が6割なのだと思います。

 全国各地域で、年金カットされても年金破産よりましかと思う人に、具体的にわかりやすい、消費税に頼らない道を示す必要があります。「大企業けしからん、つぶせ」というのではありません。常識の範囲内で国民と同じレベルで税金を払ってほしいというのが私たちの政策です。

 「人、物、金」が地域で循環する経済、社会をめざし、ともに頑張ろう。共産党の奮闘を心から期待します。


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