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2017年1月18日(水)

■第27回党大会 3日目の討論から

かつてない変化 強く大きな党を

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写真

(写真)発言に拍手をする大会代議員=17日、静岡県熱海市

 日本共産党第27回大会は討論最終日となった17日も、市民と野党の共闘で日本の政治の新しい時代を切り開くため、総選挙や地方選挙で勝利する決意にあふれ、若い世代とともに野党共闘の原動力である強く大きな党をつくる創造的な活動が次々と報告されました。

野党共闘

 衆院比例近畿・大阪3区に挑む渡部結予定候補は、カジノ解禁推進法に対して、ギャンブル依存症で苦しんだ人の声を聞き、「保守、無党派のみなさんとも『カジノあかん』の一点でたたかう共同をつくり、総選挙の大争点に押し上げる」と表明。「市民と共産党の懸け橋になる先頭に立ち、強く大きな党をつくって総選挙を勝ち抜く」と語りました。

 衆院岡山3区の尾崎宏子予定候補は、参院選をたたかった野党統一候補を迎えた集会で「衆院選も野党統一候補を」と会場が沸いたことを紹介。「安倍政権の暴走に対抗する市民運動は、党員、支部がかかわりながら、大きく発展した」と述べ、衆院選の必勝へ決意を表明しました。

 日本の原発の約半分が集中する北陸信越ブロック選出の藤野保史衆院議員は、国会論戦で安倍政権のもろさが明らかになったと報告し、「市民と野党の共闘の大義、本気の共闘の姿を可視化すれば多くの国民が希望と思いを託してくれる」と力を込めました。

若い世代に

30代地区委員長の誕生が希望に

 全国の党組織で、若い世代に党をつくる創造的な活動が取り組まれています。

 福岡県委員会の伊勢田良子副委員長・青年学生部長は、11年間つづけてきた若手専従学習会の中で、30代の地区委員長が2人も誕生し、地区党の希望となっているとの声が寄せられていると報告すると、会場から拍手が湧き起こりました。

 衆院愛知1区予定候補で名古屋東・北・西・中地区の大野宙光委員長は、どの支部でもできる世代継承として、参院選にむけて36の地域支部が1万6000人の20代、30代に選挙はがきを送る取り組みで、若者がいない支部がなくなったと報告しました。

 東京の南多摩地区の田川豊委員長は、拠点となる学生組織をつくることを位置づけ、2014年5月の駅頭宣伝が、33カ月連続で青年が民青同盟に加盟するスタートとなり、ある大学では党の準備支部もつくられていると紹介しました。

 「職場の世代継承が始まりました」。長野の病院職場支部の中里美郷さんは、昨年の参院選で野党統一候補勝利のために民青の職場班を中心に結成した青年後援会の取り組みを紹介。一緒に後援会活動に取り組んだ仲間を党に迎え、朝の始業前にコーヒーを飲みながら綱領や古典を学習する元気の出る支部会議になっていると語りました。

 秋田県の菊地時子能代市議は、職場環境に悩んでいた20歳の男性を生活相談での結びつきをいかして党に迎え、積極的に働きかければ世代継承はできると実感したと述べました。

党づくり

元自民党員が入党して立候補

 「自民党の町議や市議を務めた人が、日本共産党から立候補する」―。静岡の山村糸子県委員長が、菊川市議選と衆院静岡3区の党予定候補が元自民党員で、戦争法反対などの思いで入党したと紹介すると、どよめきが起きた会場は大きな拍手に包まれました。山村氏はさらに、米軍オスプレイ飛行訓練問題や浜岡原発などの問題でたたかいを広げ、総選挙で勝利したいと述べました。

 昨年7月の参院選で得票率が全道1位となった北海道広尾町の旗手恵子町議は、支部の一人ひとりの知恵と力を生かした党勢拡大や、「JCPマニフェスト」を持って役場や農協、漁協の各団体を訪問したことを紹介。野党と市民の共闘の発展へ「地域での努力もさらに強めなければならない」と訴えました。

 地方議会での空白克服へ決意を語った長崎の山口欽秀(よしひで)壱岐市議予定候補は、保守的な地域で活動するなか、「対話で住民から激励を受け、楽しく活動している」と発言。「ポスター張りも、自民党支持者という男性が『いまの自民党はだめだ』『共産党は素晴らしい』と気持ちよく張らせてくれる」と語り、市議選勝利で党躍進の波をつくりたいと述べました。

 愛媛の梅木加津子・大洲市議は、参院選で党そのものの支持が不十分だったと率直に語った上で、「衆院選で四国の議席を必ず取り戻すため、得票率15%へ頑張りたい」と語りました。

 「一人残らずすべての党員から党費を納めてもらう努力は財政確立にとどまらず、“全員参加”の党づくりそのもの」―。神奈川の藤原正明・北部地区委員長は、財政改善計画の取り組みで、専従者給与の遅配をなくし、夏季・年末の一時金を支給していると紹介。支部の「専従者の生活を大事にしたい」との強い思いがあり、「財政の確立はどこでも悩ましいが、財政4原則(党費、機関紙収入、募金、節約)を基礎に誠実に努力すれば、党員のみなさんは必ず応えてくれる」と強調し、強く大きな党づくりに力を尽くすと述べました。


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