2017年1月16日(月)
日本共産党第27回大会 3県知事のメッセージ
日本共産党第27回大会に寄せられた、沖縄・岩手・新潟の県知事のメッセージは次の通りです。
沖縄県知事 翁長 雄志さん
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はいさい、ぐすーよー、ちゅううがなびら(みなさん、こんにちは)。沖縄県知事の翁長雄志です。
日本共産党第27回大会の開催にあたり、御挨拶を申し上げます。
日本共産党の志位和夫委員長をはじめ、本日お集まりの皆様には、基地問題をはじめ、沖縄が抱える様々な分野の諸課題に対して、御理解と御支援をいただき厚く御礼申し上げます。
私は、沖縄県民との公約を守り抜くため、知事に就任してからこの2年間、普天間飛行場の早期返還、辺野古新基地を絶対造らせないという、オール沖縄の立場で全力を尽くしてまいりました。
しかし、辺野古訴訟に係る県敗訴の最高裁判決、配備撤回を求めているオスプレイの墜落事故、原因究明等のないままの飛行再開など、沖縄の宿命的課題である基地問題は、沖縄の民意を一顧だにしない日米両政府の対応により、現在も極めて厳しい状況にあります。
辺野古新基地建設問題をはじめ、沖縄の基地問題は、沖縄だけではなく、日本の安全保障の問題として全国で負担のあり方を考えるべき問題であるとともに、日本の民主主義、地方自治に危機をもたらす極めて全国的な問題であります。
また、去る大戦での激烈な地上戦により多くの尊い生命が奪われ、本土復帰まで長らく米軍の施政権下に置かれていた本県においては、いびつな人口構成比から生じた国保赤字の問題、膨大な数にのぼる未処理の不発弾の問題、米軍基地から生じた環境汚染など、戦後処理に係る多くの問題を抱えております。
日本共産党におかれましては、基地問題の解決と沖縄の振興発展、ひいては日本の立憲主義と民主主義の価値観を守るため、県政への引き続きの御支援をお願いいたします。
結びに、今回の党大会において、国政及び各地域が抱える様々な課題の解決に向けて活発で実り多い議論が行われることをご期待申し上げますとともに、日本共産党の限りない御発展、そして志位和夫委員長をはじめ、本日お集まりの皆様の御健勝と御活躍を祈念して、挨拶といたします。
岩手県知事 達増 拓也さん
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日本共産党第27回大会が開催されますこと、心からお慶びを申し上げます。
日本共産党におかれましては、岩手県政に貢献いただいておりますが、特に、東日本大震災発災以来、地域に根ざし全国に広がる組織の力をフルに生かし、被災の現場に寄り添いながら、緊急対応から復旧・復興に御尽力いただいており、あらためて厚く御礼申し上げます。
昨年は、東日本大震災の被災地で初めてとなる国民体育大会及び全国障害者スポーツ大会「希望郷いわて国体・希望郷いわて大会」を開催しました。
「広げよう感動。伝えよう感謝。」のスローガンのもと、全国の皆様に、復興に邁進する岩手県の姿を見ていただき、様々な御支援や激励に対する感謝の気持ちをお伝えすることができました。
引き続き、被災者一人ひとりに寄り添いながら、希望郷いわて国体・希望郷いわて大会の成果をレガシーとして、復興とふるさと振興を力強く推し進めて参ります。
日本共産党におかれましても、なお一層の御理解とお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
新潟県知事 米山 隆一さん
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日本共産党第27回大会の御盛会を心よりお喜び申し上げます。
結党以来、およそ一世紀もの永きにわたり自主独立の党として「国民の苦難軽減」の精神のもと、より良い世の中を目指して国民本位の活動を行っておられますことに、深く敬意を表します。
また、昨年の新潟県知事選挙におきまして、皆様方お一人お一人から、ひとかたならぬ御尽力と御支援を頂きましたことに、心より御礼申し上げます。
この新潟県知事選挙では、考え方が違う部分もある政党や市民が、「命と暮らしを守る」という一つの目標のために集い、お互いを尊重し合って力を合わせることができたことが大きな勝利につながりました。御党におかれましては、今後とも市民の声に応え、まとめ、政策として実現していく役割を果たされることを御期待申し上げます。
私は、政治の目的は、一人一人の幸福を可能な限り増やし、一人一人の不幸を可能な限り減らしていくことであると考えております。現在国民は、今までの政治の中で、ややもすると取り残されてきた一人一人の想いを丁寧に受け止める政治を何よりも求めているものであり、これを受け止める御党の一層の御活躍を心より御期待申し上げます。
私といたしましても、新潟県知事として、幸福の源である命と暮らしが守られると同時に、新潟県の、現在とそして未来への責任を果たす県政の実現に向け、全力で取り組んでまいる所存です。
終わりに、日本共産党の今後ますますの御発展と、お集まりの皆様の御健勝をお祈り申し上げ、お祝いのメッセージとさせていただきます。