2017年1月16日(月)
共産党にメディア注目
取材体制従来の2.5倍
15日、かつてない野党と市民の共闘が発展する情勢のもとで開かれた第27回日本共産党大会。党史上初めて他党の代表が出席した大会の初日には、全国紙や在京テレビ局をはじめ、29社から57人の報道陣が詰めかけました。
「初めて大会取材に来ましたが、熱気がありますね。野党共闘を発展させた“要石”、共産党は政府与党に対峙(たいじ)する野党の中でも重要な役割を果たしていると感じています」(地方紙記者)
従来の大会と比較すると2・5倍の取材体制。記者の中には各紙のベテラン記者、論説委員も参加していました。「大会の全容をネット中継しているメディアもいます。全国の大会代議員の取り組みも独自取材しているようです」と、共産党の広報担当者はいいます。
会場を一望できる2階の取材スペースに記者たちがずらりと横並び。1階の代議員席のサイドにカメラがひしめきあっていました。
午後1時15分ごろ、民進党、自由党、社民党、沖縄の風の3野党・1会派の代表が登壇すると、大きな拍手とフラッシュ、写真を撮るシャッター音が鳴り響きました。
事前の予告とは違ってサプライズで登場した自由党の小沢一郎代表の姿に、身を乗り出す記者も。「共産党の大会すごい。盛り上がっているなあ」
地方紙記者は語ります。「野党各党の代表がそろい、歴史的で象徴的な、いい場面でしたね。野党共闘の動きは共産党を取材しないとわからない。野党連合政権までどう向かっていくのか、注目しています」