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2017年1月16日(月)

第27回党大会での志位委員長の開会あいさつ

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 日本共産党の志位和夫委員長が15日、第27回党大会でのべた開会あいさつは次のとおりです。


 大会にお集まりの代議員および評議員のみなさん。

 インターネット中継をご覧の全国のみなさん。

 私は、ここに、日本共産党第27回大会の開会を宣言いたします。(拍手)

 そして、この党大会の準備と成功のために力をつくされたすべての党員のみなさんに、党中央委員会を代表して、心からの感謝と連帯のあいさつを送ります。(拍手)

亡くなられた同志への追悼

 前大会は、2014年1月に開かれましたが、それから現在までの3年間に、全国で1万3132人の同志が亡くなりました。そのお一人お一人が、新しい日本をめざし、日本国民の利益をまもり、世界の平和と社会進歩を願う初心を貫いて、日本共産党員として最後まで活動されてきた方々であります。

 これらの同志をしのび、ここに黙とうをささげたいと思います。ご起立をお願いします。

 黙とう。

 黙とうを終わります。ご着席ください。

在日の大使館の方々の紹介

 この大会には、会議を傍聴していただくよう、日本で活動されている各国の大使館の方々を来賓としてご招待いたしました。アフガニスタン、アンゴラ、エリトリア、エルサルバドル、キューバ、チュニジア、ドイツ、東ティモール、フランス、ベトナム、ベネズエラ、ラオス。以上の12の国の大使あるいは外交官の方々にご出席をいただきました。遠いところまで、わざわざお越しいただいたことに、心からのお礼を申し上げます。(拍手)

 大会の様子を通じて、日本の政治の舞台で活動しているわが党の姿を、ありのままに見ていただき、相互理解と友好が深まることを、私は、心から願うものであります。

来賓の方々への歓迎と感謝

 みなさん。

 この大会は、野党と市民の共闘が本格的に開始され、昨年の参議院選挙などで第一歩の大きな成果をあげるもとで開催されました。大会には、この共闘にともにとりくんでいる多くの友人のみなさんを来賓としてお招きしています。

 政党では、民進党、自由党、社会民主党、沖縄の風――野党共闘をともにたたかっている3野党・1会派の代表の方々から、このあと、ごあいさつをいただきます(拍手)。日本共産党は、党をつくって今年で95年となりましたが、長い党の歴史のなかでも、党大会に他の政党をお招きし、ごあいさつをいただくのは、今回が初めてであります(拍手)。たいへんうれしいことであります。

 国民運動、市民運動の代表のみなさんもお招きしています。古くから肩を並べてたたかってきた友人とともに、この間の共闘でご一緒してきた新しい友人――総がかり行動実行委員会、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合、首都圏反原発連合の代表の方々からもごあいさつをいただく予定であります。(拍手)

 外国の政党・組織、地方自治体の首長、諸団体の代表から、たくさんのメッセージをいただいております。この間、野党と市民の共闘によって勝利をかちとった三つの県の知事のみなさん――沖縄県・翁長雄志知事、岩手県・達増拓也知事、新潟県・米山隆一知事から心のこもったメッセージを寄せていただきました(拍手)。のちほどご紹介させていただきます。

 さらに、地元、熱海市の斎藤栄市長は、前々回、前回大会に引き続いて、3回連続で、大会にご出席いただき、ごあいさつをいただく予定であります。(拍手)

 私は、日本共産党中央委員会を代表して、大会に参加してくださった来賓の方々、この大会に温かい連帯の気持ちを寄せてくださったすべての方々に、熱い歓迎と感謝の気持ちを申し上げるものです。(拍手)

「日本の政治の新しい時代」をさらに前に

 みなさん。

 この大会は、わが党の歴史でも特別の歴史的意義をもつ大会となっています。

 大会決議案は、その冒頭で、「安倍自公政権とその補完勢力に、野党と市民の共闘が対決する、日本の政治の新しい時代が始まった」とのべています。

 この党大会の主題を一言でのべるならば、開始された「日本の政治の新しい時代」をいかにしてさらに前へと動かすか、ここにあります。

 「日本の政治の新しい時代」を前に動かすために――、

 各分野での国民のたたかいをどのように発展させていくか、

 野党と市民の共闘をどうやって前進させていくか、

 総選挙をはじめとする国政選挙・地方選挙にどうたちむかうか、

 強く大きな日本共産党をどう建設していくか、

 これらを明らかにすることに党大会の主題があります。

 「大会決議案」は、この主題にかかわって、党綱領をふまえ、国内外の情勢の全面的な分析のうえにたって、わが党のすすむべき道を全面的に明らかにする文書となっていると確信するものであります。

大会の二つの任務――歴史的党大会の大成功を

 みなさん。

 この大会は、次の二つの任務をになっています。

 第一は、「大会決議案」を練り上げ、決定することであります。全党討論の締めくくりとなる大会での討論によって、全党の英知と経験を総結集して、「大会決議案」をさらに練り上げ、また豊かに深め、私たちの進路をてらす科学的方針として、立派に仕上げようではありませんか。(拍手)

 第二は、党綱領と大会決議の具体化、実践の先頭にたつ新しい中央委員会を選出することであります。この間、わが党は、将来性のある若い幹部の大胆な抜てきをすすめてきましたが、若い同志のみなさんが、ベテランの同志と力をあわせて、国会でも、地方議会でも、党機関においても、新鮮な活力を発揮して奮闘していることは、わが党の未来にとっての大きな希望であります。

 みなさん。

 この党大会を、開始された「日本の政治の新しい時代」をさらに前に動かすことに貢献する歴史的党大会として、大成功させようではありませんか(拍手)。そのことを心から呼びかけて、開会のあいさつを終わります。(拍手)


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