2017年1月15日(日)
公害被害者団体 合同旗開き
「今年は正念場」と決意
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全国公害被害者総行動実行委員会は13日夜、東京都内で2017年公害団体合同旗開きを行いました。全国から約140人が参加しました。
代表委員の早川篤雄さん(福島原発避難者訴訟原告団長)が総行動40年の歴史に触れ「志を曲げることなくたたかってきた。今年も新たな出発を」と開会あいさつ。各団体が新年の決意を述べました。
2月の北海道をはじめ次々と判決が予定されている建設アスベスト訴訟原告団は「今年は正念場」と発言。全国で四つの裁判に取り組むノーモアミナマタも「全面勝利を目指して頑張る」。横田基地の騒音被害とたたかう第2次横田基地訴訟はオスプレイの配備撤回を訴えました。
運動の広がりも交流しました。化学兵器被害解決ネットワークは被害者支援のNPO法人立ち上げを報告。全国の大気汚染の患者団体は、医療費助成を求める新たな署名を始めたと紹介。「夏までに10万筆を集めたい」と述べました。
昨年相次いで結審し、判決が間近の原発訴訟団は「被害者置き去りのまま政治が進んでいる」と告発し、「すべての原発事故被害者の救済を」と訴えました。
日本共産党の塩川鉄也衆院議員、武田良介、仁比聡平両参院議員が参加し、あいさつしました。