2017年1月11日(水)
横田でも降下訓練
東京 今年初、沖縄の海兵隊
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在日米軍横田基地(福生市など東京都多摩地域5市1町)で10日、米軍が今年初のパラシュート降下訓練を実施しました。横田基地所属の米空軍C130輸送機1機から、午前11時59分と午後0時15分の2回、8人ずつ計16人。また同日夕も1機から午後4時24分に8人、同34分に5人、同43分に6人の計19人が降下しました。
基地周辺の自治体への防衛省北関東防衛局からの情報提供では、実施期間は9〜13日の5日間で期間中、延べ53人程度が降下を予定しています。
横田基地の米空軍第374空輸航空団広報部によると、今回の訓練実施部隊は沖縄駐留の米海兵隊第3海兵師団第3偵察大隊です。同部隊は、パラシュート降下やMV22オスプレイなどで、最前線に真っ先に投入され、敵情などを探る部隊。沖縄駐留の海兵隊の実動部隊、第31海兵遠征隊、第3海兵遠征旅団などに偵察部隊として派遣されます。
同部隊を含む海兵隊部隊は、2012年7月以降、横田基地で頻繁にパラシュート降下訓練を実施しています。
今月8日に習志野演習場(千葉県)で行われた陸上自衛隊第1空挺(くうてい)団の降下訓練始めでパラシュート降下した第1特殊部隊群第1大隊など米陸軍のパラシュート降下部隊も12年1月以降、頻繁に降下訓練を実施し、横田基地は米軍のもっとも危険な任務を担う部隊の訓練拠点とされています。