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2017年1月7日(土)

きょうの潮流

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 105歳のフランス人男性が快挙を成し遂げました。1時間でどれだけ走れるかという自転車競技に挑戦し、22・5キロを走破。仏自転車連盟は「105歳以上の世界記録」として公認するよう国際連合に申請しました▼外電によると、この男性が本格的に自転車競技にとりくんだのは67歳から。5年前には100キロを4時間17分27秒で走り、100歳の世界最速記録に。今回もトレーニングを積んで臨んだそうです▼年齢の壁をつくらず、みずからの限界を切り開いていく。人間の無限の可能性を感じさせます。五輪のマラソンに3大会連続で出場した君原健二さんも、75歳の“現役ランナー”として今も走り続けていると本紙で語っています▼高齢者は75歳以上とすべし―。日本老年学会などが、これまで65歳以上とされてきた高齢者の定義が現状にあわないと新たな位置づけを提言しました。65〜74歳までは准高齢者、75〜89歳が高齢者、90歳から上は超高齢者だと▼近年の高齢者に関するデータを検討した結果、「若返り」現象がみられるといいます。社会の支え手として見直す。だからといって、死ぬまで働かなければならない社会などごめんです。年金支給の先延ばしや医療費の抑制といった社会保障制度の改悪に利用されるのでは、との懸念も▼年齢のとらえ方は人それぞれ。高齢者の厳密な線引きもありません。いくつになっても豊かな人生を送りたい。今を生きる人々が共有する願いがかなう社会をつくってこそ、誰もが生き生きと。


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