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2017年1月6日(金)

柏崎再稼働「認めない」

米山新潟知事が東電首脳に

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(写真)東電の数土会長(左から2人目)、広瀬社長(同3人目)に強い意思を伝える米山知事(右端)=5日、新潟県庁

 新潟県の米山隆一知事は5日、就任後初めて東京電力の数土(すど)文夫会長、広瀬直己社長と会談しました。米山知事は、知事選で公約した通り、柏崎刈羽(かしわざきかりわ)原発再稼働について改めて、認められないと力説しました。

 米山知事は、福島原発事故の原因、健康や生活への影響、安全な避難方法の三つについて徹底検証が終わるまで、「県民の命と暮らしを守ることが最優先の責務である知事として、再稼働の議論はできないし、認めることはできない」と伝えました。

 東電との安全協定で住民の安全優先で自治体の意見も入れて国とも対応するとなっているので、そのように対応されると考えていると強調。「検証は科学的に行わなければならないので、実証やデータを持っている東電の協力が不可欠であり、検証の中で東電の経営体制に原因があれば、生まれ変わることも模索してもらいたい。検証にはざっと見て数年かかると思うので、数年間のお付き合いになる。全力を尽くして検証していきたい」と述べました。

 東電の数土会長は「一番重要視すべきステークホルダー(利害関係者)は地元の方々だ」と答えました。

 米山知事は、健康や生活、避難については県技術委員会とは別に独自の体制と拡充が必要であり、検証のロードマップ(行程表)をつくるため、東電にも協力を求めました。

 広瀬社長は「できることは説明させてもらうし、情報も持っているのでしっかり対応させていただきたい」と答えました。

 会談には、東電の木村公一・新潟本社代表も参加しました。


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