2017年1月4日(水)
「アベ政治を許さない」 各地で抗議
野党共闘で勝つ年に
正月休み利用し初参加の人も
「アベ政治を許さない」ポスターを一斉に掲げる行動が3日、全国各地で取り組まれ、東京都千代田区の国会正門前には約150人が集まりました。正月休みを利用した初参加の人もいました。
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毎月3日午後1時に取り組もうと、作家の澤地久枝さんが呼びかけた行動です。澤地さんをはじめ、作家の渡辺一枝さん、コメディアンの松元ヒロさんが駆け付けました。
松元さんは、安倍首相とともにハワイ真珠湾を訪問した稲田朋美防衛相が帰国直後、靖国神社に参拝したと指摘。「あんな人が防衛大臣でいいのか?」と訴えると、集まった人たちは「否(いな)だ!」と声を合わせました。
澤地さんは、今年もポスターを掲げる行動をしなければならないとして、早く「アベ政治」を終わらせたいとあいさつしました。
川崎市中原区の女性(68)は、日本国憲法が施行され今年で70年を迎えることについて、「憲法と平和な世の中は、自然にあるものだと思っていたけど、みんな必死に守ってきた」。その上で「今年こそ戦争法廃止。野党共闘で選挙に勝つために、市民が声を上げ、後押しするしかない」と意気込みました。
西東京市の女性(68)も、「安倍政権打倒の年にしたい。野党には弱さもあるが、市民の力で変える以外に方法がない」と力を込めます。今年は酉(とり)年です。「政治家は、風見鶏のように風向きで態度を変えず信念を持ってほしい」と注文しました。