2017年1月3日(火)
年初から核兵器廃絶訴え
長崎でヒバクシャ国際署名
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原水爆禁止長崎県協議会は2日、長崎市の平和公園で今年初めての「ヒバクシャ国際署名」に取り組みました。約1時間で194人分の署名が集まりました。
各団体から26人が参加。「被爆者自身が訴える核兵器廃絶国際署名です。核も基地もなくし平和な世界をつくっていきましょう」と呼びかけると、観光客らが次々に署名をしました。
署名に応じたオランダ人夫妻は、設置された被爆写真パネルを見ながら参加者の説明に耳を傾けていました。大阪から来た家族連れの女性(42)は「小学4年生の娘の学校で原爆についての授業があり、家庭でも話題になっている。今日来たことをきっかけにこれからも原爆について子どもたちと話をしていきたい」と家族で署名に応じていました。
県原水協理事長の田中弘法さん(64)は「トランプ次期米大統領やプーチンロシア大統領が核兵器に頼ろうとしている情勢の中で、『ヒバクシャ国際署名』の国際的役割がますます重要になっている。この運動が日本政府を動かす力になるとの思いで今年も頑張っていきたい」と語りました。