2017年1月1日(日)

安倍政権打倒　野党連合政権へ

全１１ブロックで議席増めざす

総選挙　日本共産党の比例候補

　安倍政権を打倒し、野党連合政権（国民連合政府）に向けて大きな一歩を踏み出す選挙に―。来たるべき総選挙の勝利に日本共産党は全力をあげています。政党を選ぶ比例代表で「８５０万票、１５％以上」を目標に、全国１１のすべての比例ブロックで議席増を実現し、比例代表で第３党をめざします。

北海道　定数８

初の複数議席獲得必ず

（写真）はたやま和也予定候補

（写真）川部竜二予定候補

　北海道ブロックは、はたやま和也衆院議員の再選と川部竜二比例予定候補（北海道３区重複）の議席を勝ち取り、北海道で初の複数議席獲得をめざします。

　比例の得票目標は５０万票（得票率１８％以上）。前回総選挙で獲得した３０万２千票（１２・１％）の１・７倍の目標です。

　昨年４月の衆院北海道５区補選では野党と市民の共闘を実現させ、全国に先駆けて野党統一候補で選挙をたたかい全国に希望を広げました。野党共闘実現に奮闘する日本共産党への期待が大きく広がっています。

　北海道農業の壊滅的打撃となる環太平洋連携協定（ＴＰＰ）の強行に怒りの声があがっています。南スーダンＰＫＯ（国連平和維持活動）の第１２次派遣（今年５月予定)は､再び北部方面隊からの派遣が検討されていると伝えられています。

　安倍政権打倒のために野党と市民の共闘を発展させ、野党共闘の勝利と、党の議席を前進させます。

（写真）高橋ちづ子予定候補

（写真）ふなやま由美予定候補

東北　定数１４　【青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島】

悲願の２議席へ奮闘

　東北ブロックでは現職の高橋ちづ子衆院議員、ふなやま由美比例予定候補が東北初の２議席獲得めざして奮闘しています。

　前回総選挙では比例得票数・率を約１２万３千票、３・９７ポイント増やし３７万９千票、９・８９％に前進し、２議席まであと５万票に迫りました。４県で得票率１０％を超え、今年の参院選では５県で野党統一候補が勝利するなど共同が広がっています。

　東日本大震災と福島第１原発事故から５年１０カ月。今も生活再建できない被災者が大勢いる東北地方では、安倍政権による社会保障の連続改悪や年金引き下げはいっそう深刻な問題です。「駆け付け警護」の新任務が付与された南スーダンＰＫＯには、青森駐屯地など東北各県の自衛隊員が派遣されました。ＴＰＰ強行から農業を守り、原発ゼロを実現しなければなりません。

　安倍暴走政治を決して許さず、野党と市民の共闘を発展させ、国民の声が届く政治を実現するために２議席獲得めざします。

（写真）塩川鉄也予定候補

（写真）梅村さえこ予定候補

（写真）大内くみ子予定候補

（写真）小池一徳予定候補

北関東　定数２０　【埼玉・茨城・栃木・群馬】

過去最高３議席に全力

　前回総選挙で日本共産党の議席を比例１議席から２議席へと躍進させた北関東ブロックでは、きたる総選挙で比例は、塩川鉄也、梅村さえこ（埼玉１５区重複）の２現職に加え、大内くみ子（茨城１区重複）、小池一徳（栃木２区重複）の２新人を擁立し、１１５万票を得票目標に過去最高の比例３議席獲得と、埼玉１５区の必勝をめざします。

　比例で躍進の流れをつくり、小選挙区でも必勝区の埼玉１５区で初の議席獲得に挑むとともに、すべての選挙区で野党共闘を実現し、自民・公明とその補完勢力を少数に追い込むために全力をあげます。

　埼玉県では航空自衛隊入間基地の強化反対、茨城県では東海第２原発の廃炉を求めるなど市民と野党の共同のたたかいが発展。栃木県知事選、同県宇都宮市長選、茨城県つくば市長選などで劇的な変化をつくりだしています。１２月２４日には、さいたま市のＪＲ浦和駅前で北関東比例４候補がそろって「新しい政治への道を切り開こう」と訴えました。

（写真）笠井亮予定候補

（写真）宮本徹予定候補

（写真）池内さおり予定候補

（写真）谷川智行予定候補

（写真）原純子予定候補

東京　定数１７

首都から大躍進の波を

　東京ブロックは、前回総選挙で日本共産党の比例１議席を３議席へと大躍進させました｡きたる総選挙で､比例で笠井亮、池内さおり（東京１２区重複）、宮本徹（東京２０区重複）の３現職に、谷川智行（東京７区重複）、原純子（東京９区重複）の新人２人を擁立し、比例で１１０万票（得票率２０％）を必ず獲得し、現職が重複する２小選挙区を必勝区（第１次分）にすえて、今夏の都議選と一体にいっそうの躍進をめざします。

　比例で大躍進の流れをつくり、小選挙区でも野党共闘を追求しながら、議席獲得に挑みます。

　安倍暴走政治が、首都東京の都民のくらしを悪化させ、戦争法の強行、米軍横田基地へのオスプレイ配備など都民の安全・安心を脅かす中で、１３年の都議選から始まった東京での共産党の躍進は、国政を動かし、野党と市民の共闘を発展させてきました。都政でも、豊洲新市場､東京五輪､保育園待機児解消などの重要課題で、都民のくらし第一の立場を貫いてたたかってきた共産党の大きな躍進で「新しい政治の実現を｣と訴えています｡

（写真）志位和夫予定候補

（写真）はたの君枝予定候補

（写真）さいとう和子予定候補

（写真）岡崎ゆたか予定候補

南関東　定数２２　【神奈川・千葉・山梨】

共闘進める４議席に挑戦

　南関東ブロックは前回総選挙で、１８年ぶりに３議席を獲得する躍進を勝ち取りました。

　次期総選挙では、比例で１２０万票を獲得し、志位和夫委員長、はたの君枝（神奈川１０区重複）、さいとう和子（千葉１３区重複）両氏の３現職の議席に加え、新人の岡崎ゆたか予定候補（神奈川１３区重複）の議席を勝ち取り４議席を得るとともに、小選挙区必勝区（１次分）での、はたの、さいとうの両氏の議席獲得をめざします。

　前回総選挙での共産党躍進は、昨年の参院選での野党と市民の共闘をすすめる力となり、山梨選挙区では、野党統一候補を実現させ、当選を勝ち取ることができました。

　陸上自衛隊木更津駐屯地（千葉県）でのオスプレイ整備拠点化、リニア中央新幹線の工事開始など安倍政権による暮らし破壊が本格化しようとしています。共産党は、野党の「本気の共闘」の実現に力を尽くしながら、市民とともに、命と暮らしを守るたたかいの先頭に立っています。

（写真）比例２議席へ決意する藤野やすふみ（左）、にしざわ博両予定候補

北陸信越　定数１１　【長野・新潟・富山・石川・福井】

原発「経済神話」ただす

　前回総選挙で１１年ぶりに党の議席を奪還した北陸信越ブロック。藤野やすふみ衆院議員、にしざわ博比例予定候補（新潟５区重複）は、２議席獲得へ全力をあげています。

　日本の原発の半数が集中するこの地域で、藤野さんは福井・石川・新潟の全原発を調査し、この２年間の国会質問回数は３２回。全国会議員の中でトップです。原発が地元経済のためになっていない“経済神話”を覆しながら、再生可能エネルギーへの転換の道筋を示した国会質問は反響をよびました。

　全国に衝撃と励ましを与えた新潟での米山隆一知事の誕生。にしざわ候補は選挙中毎日、選対メンバーとして奮闘し勝利に貢献し、米山知事からも信頼されています。

　参院選で長野と新潟選挙区での野党統一候補の勝利、新潟県知事選の勝利、政務活動費不正受給問題で揺れた富山市議補選での躍進…。北陸信越ブロックは全国を励ます変化をつくりだしてきました。今度は比例で２議席を獲得し、党躍進の先頭に立つ決意です。

（写真）（左から）しまづ幸広、もとむら伸子、中野たけしの各予定候補

東海　定数２１　【愛知・静岡・岐阜・三重】

リニア阻止　浜岡原発廃炉へ

　東海ブロックは、前回総選挙で１４年ぶりに複数議席を獲得。今回は現職のもとむら伸子、しまづ幸広の両衆院議員に加え、中野たけし比例予定候補（三重２区重複）を擁立し、３議席をめざします。

　ＪＲ東海が強引におし進めるリニア中央新幹線ストップへ、もとむら議員は初質問から一貫して追及してきました。リニア沿線の１都６県すべてを訪問し調査。自然や生活を壊す計画への住民の不安の声を政府につきつけ、「３兆円もの公的資金を投入しておし進めることは許されない」と迫ってきました。

　東海地震の震源域の真上に建つ世界一危険な浜岡原発（静岡県）の廃炉をめざし､しまづ議員は｢地元の声を受け止め廃炉を決断すべきだ｣と追及してきました｡

　国政選挙８度目の挑戦となる中野予定候補は、党北勢地区委員長として逆風の時代も国民とともに歩んできました。参院選で野党統一候補の勝利をかちとった三重県から東海４県宝の３議席実現に挑戦します。

（写真）こくた恵二予定候補

（写真）宮本岳志予定候補

（写真）清水ただし予定候補

（写真）堀内照文予定候補

（写真）わたなべ結予定候補

近畿　定数２９　【大阪・兵庫・京都・滋賀・和歌山・奈良】

維新の牙城から悪政に審判

　近畿ブロックで日本共産党は得票目標約１９０万票（６府県合計）を正面にかかげ、前回獲得した４議席を上回る５議席以上をめざします。小選挙区では野党共闘の勝利と日本共産党の躍進に奮闘。党公認では京都１区、大阪３、４、５区、兵庫８区（第１次必勝区）での勝利をめざします。

　「比例を軸」に日本共産党の風を吹かせようと、現職の、こくた恵二（京都１区重複）、宮本岳志、清水ただし（大阪４区重複）、堀内照文（兵庫８区重複）の４氏と比例新人の、わたなべ結予定候補（大阪３区重複）や小選挙区新人の北山良三予定候補（大阪５区）を先頭に全力をあげています。

　近畿は戦争法、年金カット法、環太平洋連携協定（ＴＰＰ）承認・関連法など安倍政権の暴走を補完する日本維新の会の牙城。「カジノ万博」や改憲をめぐる安倍政権と維新の連携も目立ちます。悪政推進の最前線、近畿から自公維の「悪政３兄弟」に審判を下すことが切実になっています。

（写真）大平よしのぶ予定候補

（写真）垣内京美予定候補

中国　定数１１　【岡山・広島・山口・鳥取・島根】

平和願う心と国会をつなぐ

　前回総選挙で１１年ぶりに日本共産党の議席を勝ち取りました。大平よしのぶ衆院議員の議席を確保し、岡山地区委員長の垣内京美比例予定候補（岡山２区重複）と議席増を目指します。

　米海兵隊岩国基地などの米軍機の相次ぐ墜落事故を受け、大平議員と垣内候補は１２月２２日、中国５県の小選挙区候補らと中国四国防衛局に飛行中止などを要請。国会が事実上閉会した１５日、大平議員は東京から鳥取に飛び、中部地震の被災地を調査し、首長らから被災状況を聞きました。

　この間、島根原発や山口県の上関原発建設予定地、存続を求めてＪＲ三江線の沿線を調査。岡山県の長島愛生園ではハンセン病の元患者と懇談しました。

　被爆地・広島市出身の大平議員のモットーは「平和を願うヒロシマの心を国会へ」。議員として初質問となった予算委員会では原爆症認定の抜本的な見直しなどを迫りました。

　大平議員は「中国地方と国会をつなぐ宝の議席を守り、必ず躍進を」と決意しています。

（写真）白川よう子予定候補

四国　定数６　【香川・愛媛・徳島・高知】

党への期待広げ、議席奪還

　「四国の声をまっすぐ国政に届ける日本共産党の議席を必ず取り戻したい」と、４期目の香川県議から国政に挑む白川よう子比例予定候補。松山市での女性・青年のつどいや街頭宣伝、高松市の演説会など３日間で四国を駆け、１２月２６日は国会内で４県の県議団とともに政府に要請しました。

　昨年８月に再稼働が強行された伊方原発の即刻停止、懸念される南海トラフ巨大地震対策、米軍機の低空飛行訓練の中止、中山間地支援などを求め、四国の要求、たたかいの先頭に立っています。

　２００３年以来、全国の衆院比例ブロックで唯一、日本共産党の議席がありません。自民、公明が４議席を占める定数６の四国ブロック。参院比例得票のドント計算で共産党は７位に前進し、議席奪還に手が届くところまで押し返しています。

　白川予定候補は「四国の隅々にまで共産党への期待を広げ、暴走する安倍政権と国会で正面から対決する」と力強く訴えています。

（写真）あかみね政賢予定候補

（写真）田村貴昭予定候補

（写真）まじま省三予定候補

（写真）松岡勝予定候補

九州・沖縄　定数２１　【福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄】

新基地も原発再稼働もノー

　前回総選挙で沖縄１区の歴史的勝利と、比例２議席躍進で衆院議員３人を誕生させ、日本共産党が大きく躍進した九州・沖縄ブロック。きたる総選挙で比例は、必勝選挙区に重複立候補する、あかみね政賢（沖縄１区重複）、田村貴昭（福岡１０区重複）、まじま省三（同９区重複）の３現職に、松岡勝党熊本県書記長を加えた４人を擁立し、前回比１・７倍増の９０万票を得票目標に３議席以上への躍進をめざします。

　３必勝区をはじめ小選挙区でも議席獲得に挑み、九州・沖縄から改憲勢力を３分の２未満に追い込むため力を尽くします。

　新基地建設ノーのたたかいがヤマ場を迎える沖縄のほか、佐賀空港へのオスプレイ配備など安倍政権は米軍と一体で一大軍事拠点化を狙っています。格差と貧困拡大の「アベノミクス」が全国平均を下回る低所得の県民生活を直撃。安倍政治の矛盾が集中する中、原発再稼働反対の先頭に立ち、熊本地震の復興に尽くしてきた党の躍進で「新しい政治を九州・沖縄から」と訴えます。