2017年1月1日(日)
きょうの潮流
雪で真っ白になった北の大地を朝陽(あさひ)が赤く染めていきます。凍り付くような空気がキラキラと輝いて。眼下に望むのは記録的な積雪に見舞われた札幌の街。そのなかを元気に飛び回る女性がいます▼千葉なおこさん、日本共産党の南区市議予定候補です。今の政治を変えたいという、自身や周りの願いを胸に2カ月ほど前に決心しました。ママの会の仲間も応援。最近、ママ友の一人が「あなたが候補者になるなら」と党に入りました▼36歳、2児の母親。原発事故をきっかけに社会や政治とかかわるように。私たちみたいな普通の市民が立ち上がれば社会はきっと動く。そう信じて周囲に支えられながら奔走しています▼札幌圏では若者の活動も活発です。戦争法を廃止するため連帯して安倍政権を倒そうと結成した「ユニキタ」。中心メンバーの山本朱莉(じゅら)さん(20)は昨年の衆院補選、参院選を通して野党と市民の共闘に手応えを。「一緒になってたたかえると実感した。もっと多くの青年とつながりたい」と意気込みます▼暖かな南の沖縄では、米軍基地強化に反対する運動のなかで一人の女性が共産党員になることを決意しました。伊佐歩美さん(28)。東村高江でオスプレイの着陸帯建設を先頭に立って阻止してきた伊佐真次党村議の長女です。「いつも基地とのたたかいが身近にあった。私も、その一員に」▼今月15日から開かれる党大会。北から南まで全国の代表が集まり、千葉さんも参加します。思いを一つに新しい年の幕開けです。