2016年12月31日(土)
過半数 共産党が紹介
臨時国会の請願署名
第192臨時国会(9月26日〜12月17日)で衆参両院に提出された請願署名(計661万4744人分)のうち、日本共産党国会議員団が紹介議員となったのは359万543人分と、全体の54・28%に上ることがわかりました。全政党中、最多です。内訳は、衆院175万2590人分(50・68%)、参院183万7953人分(58・23%)。
2位は民進党で237万8994人分(35・97%)。自民党は20万6359人分(3・12%)でした。
日本共産党が紹介した主な請願署名は、戦争法廃止、立憲主義堅持、憲法9条擁護、環太平洋連携協定(TPP)承認反対、年金カット法案反対、子どものための予算増と安心できる保育・学童保育実現、学費負担軽減、認可保育所整備・待機児童解消、消費税増税中止、沖縄・高江での米軍ヘリパッド工事中止などを求めるものです。
戦争法廃止を求める署名は約86万人分(衆参で計8種)。憲法9条はじめ憲法を生かし守るよう求める署名は約83万6千人分(同10種)寄せられました。
臨時国会の焦点となったTPPについては、承認しないよう求める署名が約20万8千人分寄せられました。子どものための予算大幅増と安心できる保育・学童保育実現を求める署名は約46万4千人分、沖縄・辺野古新基地や高江へのヘリパッド建設反対など基地問題に関する署名は計約7万人分でした。
請願 国民が国会や各省庁、地方議会などに要求を提出できる制度。選挙権などと並び憲法で保障された重要な権利です。国会への請願は議員の紹介で衆参議長に提出。各委員会で採択されれば、内閣は対応が求められます。