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2016年12月29日(木)

きょうの潮流

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 多くの話題をくれた今年のスポーツ界。それらを彩ってきた言葉から。まずは「神(かみ)ってる」▼プロ野球・広島の緒方孝市監督がシーズン中に発し、流行語大賞にまで。25年ぶりにリーグを制した勢いが、そのまま口をついて出た感じでしょうか。チームの大黒柱の黒田博樹投手は、優勝を成し遂げユニホームを脱ぎました。座右の銘は「雪に耐えて梅花麗し」。厳しい冬を耐え忍んだ梅ほど、華麗な花をつける―。苦節をくぐった野球人生がそこに投影されています▼フィギュアスケートのグランプリファイナル初の4連覇を果たした羽生結弦選手はシーズン前、「努力はうそをつく。でも無駄にはならない」。高みに挑み続ける努力の虫。だからこその実感と説得力があります▼リオデジャネイロ五輪女子レスリングで吉田沙保里選手の4連覇を阻んだ、ヘレン・マルーリス選手(米国)の一言も忘れ難い。「サオリのことを研究すればするほど、彼女のことが好きになった。サオリは敵ではない。神様はそれを私に教えてくれた」▼問題山積の2020年東京五輪・パラリンピック。女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さんは「アスリートファースト」(競技者第一)より「社会ファーストの東京五輪に」(本紙日曜版18日号)と発信しています。社会が豊かになるかどうかを基準に五輪を考える。元アスリートの貴重で新鮮な提起です▼選手たちの言葉からは多くの気づきや勇気、元気をもらいました。来年もそんな一言との出合いを願って。


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