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2016年12月23日(金)

地下水の影響調査必要

北陸新幹線ルート 塩川・武田両議員視察

福井・中池見湿地

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(写真)視察する(左から)塩川、武田、笹木、さるはしの各氏=21日、福井県敦賀市

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員と武田良介参院議員は21日、2012年にラムサール条約湿地に登録された中池見湿地(福井県敦賀市)を視察しました。条約登録範囲なのに、北陸新幹線金沢―敦賀間のルートが貫く計画地です。

 視察には、さるはし巧・衆院福井2区予定候補、山本貴美子(きよこ)市議、湿地保全運動を続けるウエットランド中池見の笹木智恵子理事長が同行しました。

 周囲を山に囲まれた中池見湿地は、「袋状埋積谷」という特異な地形で、地下には厚さ40メートルの泥炭層が堆積しています。60種以上の絶滅危惧種を含む約3000種の動植物が生息し、特にトンボは70種以上が確認されており、多様な動植物の宝庫となっています。北陸新幹線のルートは、湿地への影響を避けるため変更された経緯があるものの、現在の計画でも、条約登録範囲の山を貫き、地下水の流れに与える影響が懸念されています。

 笹木さんは「泥炭層にどう影響するかわからない。水が変われば、環境がすべて変わってしまう」と危機感を表明しました。

 武田氏は「地下水への影響を徹底調査する必要があります。国の責任を痛感しました」、塩川氏は「地下水の流れも含め、湿地の保全を損なうような開発は見直すべきです」とそれぞれ話しました。


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