「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2016年12月22日(木)

切り刻まれた高江の森

オスプレイパッド上空から

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)二つの着陸帯が並ぶN1地区。周囲にブルーシートが張られている

 「先送りは許されない」。9月26日の安倍晋三首相の所信表明演説が号令となり、沖縄県東村高江の米軍オスプレイパッド(着陸帯)6カ所の「年内完成」が強行されました。

 本紙は21日までに、すでに完成されたN4(2カ所)を除く、N1(2カ所)、G、Hと呼ばれるオスプレイパッド4カ所を上空から撮影した最新画像(ジャーナリスト・桐島瞬氏撮影)を入手しました。世界で唯一の亜熱帯降雨林で、国の天然記念物ノグチゲラなど無数の固有種が息づく“やんばるの森”が無残に切り刻まれた姿が確認されました。

 日米両政府は16日、工事「完成」を確認したとしました。しかし、実際にはまだ積まれたままの砂利や多数の工事車両が現場で動いています。「年内完成」を急いだためにずさんな工事で崩落した部分や、今後、豪雨で崩壊しかねない箇所も確認されています。「完成」は見せかけとの疑いが濃厚です。

写真

(写真)ずさんな工事が行われているH地区。左側の斜面は崩落の危険も指摘されている。仮設道路には工事用車両も

写真

(写真)とりわけ自然の密度が高い区域に建設されたG地区。右上の河口域から米軍の歩行訓練ルートを造る。米側の強い要望で建設された

きょう返還式強行

 政府は22日に沖縄県名護市内で、着陸帯提供と引き換えの米軍北部訓練場「過半」返還式を強行します。所定の手続きを経て、来年中にも米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイなどの離着陸訓練を開始する狙いです。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって