2016年12月19日(月)
飛行再開とんでもない
オスプレイ墜落 翁長知事が現場調査
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沖縄県の翁長(おなが)雄志知事は18日、米海兵隊普天間基地(宜野湾市)所属のMV22オスプレイが墜落した名護市安部の浅瀬を視察しました。知事は視察後、記者団に対し、「これまで新辺野古基地反対を訴えてきた。現場で無残な機体を見て、オスプレイの危険性を改めて実感した。この静かな海の上を飛び交うことのないようにしないといけない」と改めて決意を述べました。
米軍が伊江島補助飛行場(伊江村)に駐機しているオスプレイ1機を19日にも普天間基地まで飛行させようと打診していることについて、「とんでもないことだ。これを許せば、どんどん飛ぶようになる」と厳しく批判。「日本政府はそうならないようにしてほしいが、米軍がやることに何ら主体性を発揮できない。日米地位協定の下で手も足も出ない。本当に独立国家なのか。この現状を多くの国民が知ってほしい」と訴えました。さらに、「県民の団結の力で(オスプレイ飛行再開を)はねかえしていきたい」と述べました。
日米両政府は今回の事故を「不時着水」と表現していますが、知事は県の記録として「墜落」としたことを明らかにしました。