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2016年12月17日(土)

オスプレイ墜落 沖縄で怒り広がる

2市7町村議会が抗議決議

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 米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)に所属するMV22オスプレイが名護市の浅瀬に墜落した事故で、沖縄県の2市7町村議会は16日(一部15日)、抗議決議・意見書を可決するなど怒りが広がっています。

 名護市議会は賛成15、反対11の賛成多数で「MV22オスプレイ墜落に抗議する意見書」を可決しました。

 安部区集落付近の海岸から80メートルの浅瀬で、事故当時イザリ漁をしていた市民もおり、一歩間違えば人命にかかわる大惨事になりかねず、日米両政府の責任は重大だと指摘。オスプレイ配備の撤回、同型機配備を行う辺野古新基地建設の中止・撤回を求めています。

 米軍嘉手納基地を抱える嘉手納町議会は、全会一致で可決。「欠陥機として危険性が指摘され、配備反対を強く訴えてきたオスプレイが現実に県内で事故を起こした」と強く抗議しています。

 當山宏・同町長は、議会後、「オスプレイ配備で、居住地域の上空を縦横無尽に飛んで訓練することになるだろうと危険性を感じて、配備反対が入った『建白書』をつくり、政府に届けた。その懸念したことが本当に起こった。配備の撤去を強く求めたい」と語りました。

 宜野座(ぎのざ)村議会は、オスプレイの即時撤去を求める抗議決議を全会一致で可決。同議会は、オスプレイのつり下げ訓練と夜間飛行に伴う騒音被害に対する抗議決議も可決しました。「村民に騒音被害を与え、恐怖と不安に陥れたことは、戦場さながらの状況で、断じて許されない」と訴えています。

 このほか、石垣市議会、西原町議会、南風原(はえばる)町議会、恩納(おんな)村議会、今帰仁(なきじん)村議会、読谷(よみたん)村議会が抗議決議や意見書を可決しました。


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