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2016年12月15日(木)

「怒りを禁じ得ない」

オスプレイ墜落 翁長知事、国に抗議

即時飛行禁止配備の撤回を

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 沖縄県の翁長雄志知事は14日、米軍普天間基地所属のMV22オスプレイが名護市安部の浅瀬に墜落した事故で、外務省の川田司沖縄大使と中嶋浩一郎沖縄防衛局長を県庁に呼び、「怒りを禁じ得えない」と述べ、即時飛行停止とオスプレイの配備撤回を求めました。


写真

(写真)オスプレイ墜落事故で川田大使(中央)、中嶋防衛局長(左端)に抗議する翁長知事(右端)=14日、県庁

 知事は「機体が大破している状況から事故は墜落だと認識している」と強調。「近くの名護市安部集落へきわめて重大な被害を及ぼしかねない距離であり、一歩間違えば人命・財産にかかわる重大な事故につながりかねない」と憤りました。

 また、6日に宜野座村城原区でオスプレイが住宅地上空でつり下げ訓練を行っていたことをあげ、「県民の不安と安全を無視した米軍の対応が今回の事故発生につながったといわざるをえない」と批判しました。

 中嶋防衛局長は、KC130からの給油訓練を行っていた最中にホースが切れた後、オスプレイの飛行が不安定になり、普天間基地に帰還する途中、浅い海のところに不時着したという説明があったと述べ、「不時着」という認識に固執しました。

 翁長知事は、今月22日に予定されている北部訓練場返還式典について「式典を開催するのは県民感情からも許されるものではない。そういうことを踏まえて物事を考えてほしい」と述べました。


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