2016年12月13日(火)
あらゆる選択肢視野に入れ対応
会期末国会 小池氏が会見
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日本共産党の小池晃書記局長は12日、国会内の記者会見で、安倍政権に対する内閣不信任決議案の提出など会期末の国会対応について問われ、「年金カット法案」やカジノ解禁推進法案といった重大法案を「もし野党の反対を押し切って強行することがあれば、あらゆる選択肢を視野に入れ対応していく」と表明しました。
小池氏は「会期末目前にこれだけの重大法案を、しかも国民の反対の声が強いなかで強行しようとしている安倍政権の暴走ぶりは目に余る」と批判。「野党間でも精力的にいろいろ相談をしている。暴走を止めるため力を尽くしていきたい」と述べました。
また、カジノ法案を通すために与党が参院内閣委員会の難波奨二委員長(民進党)の差し替えや、委員会審議を打ち切って本会議採決に持ち込む「中間報告」を検討していることについて問われ、小池氏は「検討していること自体が言語道断だ」と厳しく批判しました。
小池氏は、難波委員長は公平・公正に議事運営にあたっていると指摘。「与党の思い通りにならないからといって解任し自分たちの言うことを聞く人間にすげ替えるとか、委員会採決を経ずに本会議に『中間報告』という形でだすことは、国会の任務放棄と言わざるを得ない。野党が結束してたたかっていくのは当然だ」と強調しました。