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2016年11月26日(土)

年金カット法案強行に抗議

4野党 衆院本会議上程許されない

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(写真)年金カット法案の採決強行をうけ共同で記者の質問に答える(左から)玉城、山井、穀田、吉川の各氏=25日、国会内

 野党4党の国対委員長は25日、「年金カット法案」が衆院厚生労働委員会で強行採決されたことに抗議し、大島理森衆院議長に同法案を本会議に上程しないよう申し入れました。大島氏は「議院運営委員会や与野党間でしっかり話しあってください」と答えました。

 申し入れ後、4党が会見。日本共産党の穀田恵二国対委員長は、参考人質疑をした当日に強行採決したことを批判。「歴代議長は国民の声を聞くのを大事にということを都度都度言ってきた。本会議上程は許されない」と述べました。

 さらに中身が問題だとして、自民党も含め誰もが今の年金に問題があると認めていると指摘。「参考人も抜本的改革を求めているにもかかわらず、際限のない年金カットを国民に押し付けることは認められない。委員会に差し戻し、議論すべきだ。内容でも問題だし、国民の声を聞く点でも問題だ」と語りました。

 民進党の山井和則国対委員長は「たった19時間の審議で強行採決するのは乱暴すぎる。審議を短くして国民に知らさないうちに成立させようとしている」と批判。「3週間前にもTPP(環太平洋連携協定)で強行採決をやった。1カ月の間に2度も強行採決。言論の府たる国会の形骸化になる」と語気を強めました。

 自由党の玉城デニー国対委員長は「国民への十分な説明が不足している。総理答弁は答弁に値しない」と述べ、社民党の吉川元政策審議会長は「政府の答弁は聞かれたことに答えていない」と批判しました。


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