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2016年11月25日(金)

オスプレイ訓練 長距離急襲だった

普天間からキャンプ富士

空中給油うけ兵員運ぶ

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 米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが今月4日、陸上自衛隊東富士演習場(静岡県)で実施した離着陸訓練は、普天間基地(沖縄県)から兵員を輸送する長距離急襲訓練だったことが24日までに、海兵隊のニュースなどでわかりました。


写真

(写真)東富士演習場などで頻繁に訓練を繰り返す米海兵隊MV22オスプレイ

 「ブルー・クロマイト2017」と呼ばれる演習の一環で、普天間基地からオスプレイ7機が、KC130J空中給油機の給油をうけながら1000マイル(約1600キロ)を飛行。沖縄に展開中の第3海兵連隊第3大隊I中隊(ハワイ州)の兵員を輸送しました。

実戦的が急増

 第3海兵遠征軍(沖縄県)のホームページの動画では、訓練は地上部隊がオスプレイで敵戦線後方に降り立つ長距離急襲訓練だと説明。普天間基地からキャンプ富士(東富士演習場をふくむ)まで飛行し、急襲作戦を実行してオスプレイに戻り、普天間基地へ帰還したとしています。

 「オスプレイに反対する東富士住民の会」の監視活動でも、4日午後4時すぎに飛来したオスプレイが演習場に着陸後、海兵隊キャンプ富士へ飛行し待機し、午後5時すぎに再びキャンプ富士から演習場へ飛行し、午後5時半までに全機が演習場を飛び立ちました。

 東富士演習場では、今年7月19日夜間にオスプレイ6機が飛来した際も、地上部隊が長距離急襲訓練を実施。12年3月には、太平洋上の強襲揚陸艦からCH53Eヘリで急襲訓練を実施するなど、海兵隊の実戦的な訓練が急増しています。

馬が突然走る

 今回の訓練では、周辺の乗馬クラブで数頭の馬が突然走り始めたり、乗馬の練習中に馬が跳ねながら走り出したりするなど、事故になりかねない危険な状況があったことが、「住民の会」の渡邊希一事務局長と日本共産党の高木理文・御殿場市議の調査で明らかになっています。


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