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2016年11月24日(木)

廃棄物処分場 撤回を

塩川議員 住民合意 全くない

衆院特委

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写真

(写真)質問する塩川鉄也議員=22日、衆院原子力問題特委

 日本共産党の塩川鉄也議員は22日の衆院原子力問題調査特別委員会で、環境省が栃木県塩谷町(しおやまち)に住民合意なく「指定廃棄物処分場」の建設を計画している問題をとりあげ、白紙撤回を求めました。

 東電福島第1原発事故による放射性物質で汚染された廃棄物は、「指定廃棄物」として管理・処理が特措法で定められています。

 塩川氏は、塩谷町では直近の県知事選を含め5回の各種選挙で同計画の白紙撤回を求めた候補が多数票を占めていることを示し、「住民合意は全くない」と指摘しました。

 伊藤忠彦環境副大臣は「地元の理解は得られていない」と認めながら、最終候補地確定に向けた働きかけを続けていくと強硬姿勢を崩しませんでした。

 塩川氏は、候補地の安全性について、同地域は(1)塩谷町が「土石流危険渓流」に該当しうる箇所だと警告していること(2)昨年9月の大雨で河川の氾濫による浸水が起き、環境省もその事実を認めていること―の2点をあげ、環境省が自ら定める選定基準に適合しない事実を突きつけました。

 伊藤副大臣は「詳細調査を行い判断したい」との答弁に終始。塩川氏は「詳細調査に入るまでもなく候補地選定は白紙撤回しかない」と強調しました。


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