「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2016年11月19日(土)

年金削減必要なし 抜本改革こそ 衆院委

株式運用は危険 見直しを 高橋氏が追及

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)質問する高橋千鶴子議員=18日、衆院厚労委

 日本共産党の高橋千鶴子議員は18日の衆院厚生労働委員会で、年金積立金の危険な株式運用拡大を見直すよう求め、そうすれば年金削減などしなくてもすむし、給付にも回せるはずだとただしました。

 高橋氏は、株式運用の拡大は何のために行うのかと追及。塩崎恭久厚労相は「最小のリスクによる長期の運用利回りの確保が政府の責任」と答弁しました。

 高橋氏は、国内株式運用を倍加した2014年第3四半期以降は損失が上回っていることを示し、リスクの最小化になっていないと指摘。「(運用利回りが)大きく上回る年があっても、その逆もあるようなリスクを無理にとる必要はない」と述べました。

 高橋氏は、安倍晋三首相がアベノミクスで25兆円プラスと宣伝しながら、“損が出ると短絡的にいうな”と批判するのはおかしいと指摘。積立金についても鈴木俊彦年金局長が「100年後に1年分の(年金)給付があればいい」と答えたため、高橋氏は「最小限リスクという方針とかい離している」と強調しました。

 高橋氏は、積立金の危険な「インハウス(自主)運用」については見送られたものの、3年後の検討規定に残されていると指摘。「国民の保険料だという感覚がまひしている。積立金を見直せば、国民に還元できるし、年金削減などしなくてすむはずだ」と主張しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって