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2016年11月15日(火)

資材空輸 説明の倍以上 11往復

沖縄・高江 環境に影響大

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(写真)H地区から宇嘉川河口付近へ資材をつり下げて運ぶ民間ヘリ=14日、沖縄県国頭村安波

 米軍北部訓練場(沖縄県東村、国頭村)のヘリパッド建設で14日、民間の大型特殊ヘリによる資材の空輸が行われました。

 ヘリは午前9時半すぎからオスプレイパッド建設予定地の一つである「H地区」から宇嘉川河口付近に向け、資材をつり下げて11往復しました。重機の運搬はありませんでした。

 空輸は、9月9日から12日にかけて民間の大型特殊ヘリが、同13日に陸上自衛隊のCH47輸送ヘリが行って以来です。国頭村在住の女性(53)は「日本政府は、ヘリで運ぶのは1日最大5回と説明していたのに倍以上も飛んでいる。工事を急ぐためなら何でもする安倍政権の姿勢に腹が立ってしょうがない」と憤りました。

 名護市の男性(63)は「安倍政権が、12月20日の返還式に合わせて残り4カ所のヘリパッドの(工事)早期完了を急いでいるのが目に見えて分かる。なりふりかまわない強行は絶対に許せない。米軍基地は無条件ですべて返還が当たり前だ」と話しました。

 防衛局は県に対し11日、「宇嘉川河口からG地区の着陸帯を結ぶ歩道(米軍が訓練に使用する)整備に使う資材を14日からヘリで空輸する」と伝えましたが、翁長雄志知事は、自然環境への影響が大きく「容認できるものではない」と批判しました。

 防衛局によると、15日も資材空輸を行います。


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