2016年11月15日(火)
赤旗 全国囲碁・将棋大会
囲碁 10代対決は林さんが制す
将棋 3位浅倉さん独特の戦法
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強豪同士がぶつかりあい、火花を散らす―。12、13の両日にわたって東京・池袋で開かれた第53回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)では、例年以上に大熱戦が繰り広げられました。
囲碁の埼玉代表の林隆羽(りょう)さん(16)は、一昨年、昨年と連続優勝の平野翔大さん(19)=招待=を準々決勝で破りました。準決勝で山口代表の小野慎吾さん(33)に2目半差で惜敗しましたが、囲碁審判長の小島高穂九段が「優勝すると思っていた」と評する強さでした。
高校1年生の林さんは、アマチュア本因坊戦準優勝(2015年)、少年少女囲碁大会小学生の部全国優勝(12年)などの実績もある若手の実力派。「ちょっとの差で勝てそうな碁を落としました。実力をつけて今度は優勝したい」
将棋で福岡代表の下平雅之さん(44)は今大会、例年になく気合いがみなぎっていました。「ベテランらしいたたかいをしたい」との決意で臨んでいたといいます。
大会初日、今大会でもっとも多くの観戦者が見つめる中、前年優勝の稲葉聡さん(31)=招待=を決勝トーナメント2回戦で破り、ベスト8に進出した下平さん。強豪の壁は厚く、大会2日目に静岡代表の浅倉孝幸さん(23)に惜敗しました。
3位入賞の浅倉さんも将棋審判長の屋敷伸之九段から「独特の戦法で勝ち抜き、中・終盤のたたかいが見事だった」と評されました。
下平さんは「こちらが正確に指せば、勝てたのに、堅い守りを崩せなかった。実は、全国大会2日目の1局目で負けたことがないので悔しいです。私の中では、赤旗の大会は恒例になっています」と語りました。
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