2016年11月15日(火)
原発ゼロへ100万署名
ふくしま出発集会に1500人
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原発再稼働ストップ、福島切り捨て政治の転換を掲げる、「国と東京電力は責任を果たせ! 11・13ふくしま集会」が13日、福島市で開かれ約1500人が参加しました。ふくしま復興共同センターの主催、原発をなくす全国連絡会の協賛。
東京電力福島第1原発事故から5年8カ月、いまだに8万人を超す県民が避難生活を強いられている福島県の現状を発信し、全国すべての原発の廃炉などを求める100万人署名を軸にした全国的なたたかいのスタート台にしようと、各地から駆けつけた参加者が思いを一つにしました。
斎藤富春代表委員(県労連議長)が「安倍政権は原発再稼働と輸出のために、原発事故は終わったことにしようと強引に進めている。福島の現状を県内外に情報発信することと、全国闘争としての運動強化が求められている」と強調。馬場有(たもつ)浪江町長が「原発事故で日常生活も地域社会も壊された。再稼働はありえません。日本から原発をなくしていきましょう」と訴えました。
日本共産党の岩渕友参院議員が「みなさんのたたかいと結んで全力を挙げる」とあいさつし、野党統一候補として勝利した増子輝彦参院議員のメッセージを民進党の高橋秀樹県議が代読。新潟連絡会の小市信事務局長があいさつ。各界からのメッセージ紹介に続き、県内の運動が交流されました。
参加した女性(59)と娘(34)は「多くの人が集まった。みなさんの発言に胸が詰まる。この気持ちを周りの人に伝えたい」と話しました。