2016年11月13日(日)
赤旗全国囲碁・将棋大会開幕
熱戦 12歳から80歳まで
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第53回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)は12日、東京・池袋のサンシャイン・アカデミーホールで開幕し、囲碁・将棋の112人の選手がリーグ戦、決勝トーナメント1、2回戦で大熱戦を繰り広げました。
囲碁では3連覇を狙う平野翔大さん(19)=招待=、準優勝経験のある東京代表の金井洋龍さん(35)らが勝ち進みました。
将棋ではベスト8の最後の一枠を前回優勝の稲葉聡さん(31)=招待=が福岡代表で46期名人の下平雅之さん(44)と争う展開に。下平さんが“肉を切らせて骨を断つ戦法”で鮮やかに勝ち、ベスト8に駒を進めました。
大会では10代の活躍も目立ち、将棋で最年少、初出場の福井代表の戸川悠二郎さん(12)が決勝トーナメントに進出。角換わり戦法を得意とし、神奈川代表の三宅潤さん(30)と対局しましたが、惜敗しました。戸川さんは「三宅さんの守りと攻めの呼吸がかなわなかった。将棋は自分の思い通りに駒が動かせるところが好き」と次の目標に決意を固めました。
囲碁の選手で最高齢の愛媛代表・白方遠洋さん(80)も初出場。リーグ戦で惜しくも敗退しましたが、「赤旗の大会はレベルが高い。もう1回、全国大会に来たいと思います」と抱負を語りました。
開会式で小木曽陽司実行委員長・赤旗編集局長が「しんぶん赤旗は、日本の伝統文化である囲碁将棋の普及・発展のため、引き続き力を尽くしていきたいと思います。選手のみなさん、赤旗名人目指して力を存分に発揮してください」と主催者あいさつ。囲碁審判長の小島高穂九段、将棋審判長の屋敷伸之九段もあいさつしました。