2016年11月11日(金)
「本物」の奨学金制度に
学生緊急アクション 18日 国会前アピール
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安心して学べる奨学金制度の実現を求める学生緊急アクションは10日、衆院第2議員会館で記者会見を行い、18日に国会正門前でアピール行動を取り組むと発表しました。奨学金を借りている学生や返済中のメンバーがスピーチ。「私たちが必要としているのは教育ローンではなく、本物の給付型奨学金です」と訴えました。
正式名称は、「Rights To Study〜本物の奨学金のための学生緊急アクション〜」です。昨年の安保法制(戦争法)反対の行動などで出会った首都圏の大学生で結成しました。
メンバーは、現在の奨学金制度では、利用した学生が数百万円から1000万円のローンを抱えて社会に出て行き、困難な状況に置かれていると告発。学生の実態にあった給付型奨学金の設立を求めています。
会見でスピーチした、大学3年の男性(20)は、有利子の奨学金を利用し、返済には16年かかると話します。「兄弟も奨学金を借りるので、将来が不安です。今の政府の議論では、対象となる規模が少ないと思う。学生の声を反映した奨学金制度をつくってほしい」
国会前アピール行動は、18日午後7時から国会正門前の北庭側で行います。