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2016年11月8日(火)

戦争法 初の日米訓練

沖縄 米軍機墜落を想定

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(写真)戦争法の内容を反映した日米共同訓練をする航空自衛隊ヘリコプターCH47=7日、沖縄県うるま市沖

 自衛隊と米軍は7日、戦争法の内容を反映した初めての日米共同訓練を、沖縄県うるま市沖合の浮原(うきばる)島周辺で実施しました。

 訓練は戦争法の一つである「重要影響事態法」に基づく「捜索救助活動」。重要影響事態が発生した際に、日本近海で米軍機が墜落したと想定。救出活動を行いました。

 「重要影響事態法」では、日本が直接、武力攻撃を受けていなくても、政府が「日本の平和と安全に重要な影響を与える重要影響事態」だと判断すれば、地理的制約なく、補給や輸送などの「後方支援活動」や「捜索救助活動」といった米軍などへの軍事支援が可能となります。

 訓練では、航空自衛隊のヘリコプターCH47が現場に向かい、遭難した米軍機の搭乗者に見立てた人形を、自衛隊員と米軍兵が海に飛び込んで救出。救助用ボートに乗せて浮原島に搬送しました。

 9日には、海上で大量の負傷者を捜索救助する訓練を実施します。

 この訓練は「キーン・ソード(鋭い剣)」と呼ばれる日米共同統合演習の一環として実施されました。

 キーン・ソードは陸海空自衛隊約2万5000人、米軍約1万1000人が参加する大規模な軍事演習。日本周辺海空域と各地の自衛隊基地や在日米軍基地をはじめ、初めて米領グアムやその周辺海空域でも実施し、11日まで続きます。


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