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2016年11月8日(火)

富山市議補選 共産2氏当選

議席倍増で議案提案権

不正解明 市民の期待集める

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(写真)4人そろって選挙後初めての宣伝をおこなう(左から)赤星ゆかり、小西なおき、吉田おさむ、中山雅之の各氏=7日、富山市

 政務活動費の不正取得で12人の議員が辞職したことにともなう富山市議補選(定数13)が6日投開票され、日本共産党の小西なおき(71)、吉田おさむ(66)の両氏がともに初当選を果たしました。共産党議員団は現有2人から議席を倍増させ、議案提案権を持つ4人の正式会派となりました。4議席を獲得したのは1979年以来37年ぶりです。


 政務活動費の不正に対する市民の怒りが広がるなか、不正を徹底解明するのか疑惑にフタをしてウヤムヤにするのかが最大の争点となりました。

 小西、吉田の両氏は、徹底した真相究明のための百条委員会の設置、住民に開かれた議会への改革などを一貫して訴えました。不正追及の先頭に立ってきた共産党の2氏に、「不正を徹底的に解明して」「自民党におきゅうをすえて」と党派を超えた期待が寄せられました。

 前回2013年の市議選から投票率がほぼ半減するなか小西氏が4372票、吉田氏が5029票を獲得。合計で9401票(得票率10・52%)を得て、前回市議選での3候補の合計得票8306票から1095票上回りました。

 開票から一夜明けた街頭で、小西氏は、「大きくなった日本共産党の市議団で市政の改革、そして市民の願いが届く富山市議会へ全力でがんばります」と力強く決意を表明。吉田氏は「共産党市議団が議案提案権を獲得できました。百条委員会を設置し、徹底的に不正のうみを出し切りたい。市民のみなさんの後押しがあれば必ずできます」と熱く呼びかけました。

 一連の不正で10人の辞職者を出し、公認候補を立てられなかった自民党は、「看板隠し」で選挙をたたかいました。推薦・支持した5人が当選しましたが1人が落選しました。維新は、真相究明なしの「身を切る改革」を訴えて自民批判票をとりこみ、2人が初の議席を得ました。社民党は3人のうち1人が当選。自民党と一線を画す無所属候補2人も当選しました。

 日本共産党の議席倍増と、「自民党王国」と言われる富山での自民党への厳しい結果は、全国での政務活動費不正追及にも大きなはずみとなるものです。


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