2016年11月6日(日)
沖縄・高江行動 意気高く声上げ
大結集し工事止めよう
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沖縄県東村高江のオスプレイパッド(着陸帯)建設反対の集中行動が5日、米軍北部訓練場のメインゲートと資材搬入口のN1ゲート前で取り組まれ、約150人の参加者は、政府が明言する年内完成までの残り2カ月間、運動を広げて大結集し、何としても工事を止めようと意気高く声を上げました。
沖縄県統一連の瀬長和男事務局長は「高江住民のみなさんと一緒に手をつないでできるようにと工夫してたたかいをつくっている」と話します。参加者はプラカードを掲げて座り込み、整然とした抗議行動を展開。各地の島ぐるみ会議もバスを出すなどして、現地に集まりやすい環境が整えられています。
瀬長氏は「県民の心が一つになって頑張っていけることを抗議行動への集まりを見て実感しています。現地に来られない人たちも各地域でスタンディングをするなど、反対運動が全県的な取り組みになり、さらに広げれば工事を止められるという希望をみんなが持っています」と力を込めます。
沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは集会で、沖縄防衛局が新たに計画するG地区着陸帯と国頭(くにがみ)村の宇嘉(うか)川河口までの米軍用歩行訓練ルート整備について、全長約2・6キロのうち約1・75キロにわたり重機で約4500本もの木を伐採するものだと暴露。「これ以上、無駄で意味のない米軍の訓練のために豊かな自然を壊すことは絶対に許せない。監視の目を広げていこう」と呼びかけました。