2016年11月2日(水)
安全タクシー守ろう
初乗り距離短縮運賃に反対
自交総連東京地連が大行動
|
自交総連(全国自動車交通労働組合総連合)東京地連は1日、東京都内でタクシーの初乗り距離短縮運賃導入に反対する大行動を実施し、500人が参加しました。
消費者庁・消費者委員会の専門調査会で、同運賃にかかわる調査審議・ヒアリングが行われようとしています。
主催者あいさつで城政利委員長は、タクシーの初乗り距離短縮運賃について、労働条件の悪化につながることを指摘。2キロメートル以内の利用者にとっては運賃が安くなる一方で、約5キロメートルを超えると現状よりも高くなり、短い距離の安さを一定距離利用した人が負担する不公平な内容だと語りました。その負担は乗務員に押し付けられると述べ、タクシーの安心・安全と将来展望にとっては、利用者と乗務員が優遇される制度の実現こそ重要だと訴えました。
集会後、参加者は「安心・安全なタクシーを守れ」「無責任な賃下げは許さない」「初乗り距離短縮運賃導入するな」とコールをしながら、新宿をデモ行進し、沿道の人たちにアピールしました。
集会では、日本共産党の山添拓参院議員があいさつしました。