2016年10月27日(木)
「しんぶん赤旗」いま読みどき
安倍政権とメディア/シリーズ「部活って何」
安倍政権とメディア NHK問題 提起に反響
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「赤旗」は安倍政権のメディア抑圧、とくに放送分野への攻撃をくり返し告発。政府翼賛姿勢むきだしの籾井勝人NHK会長の言動を厳しく批判してきました。
14日付「焦点・論点」は、籾井氏の任期が来年1月までであることから、「NHK会長選任に国民・視聴者の声を」を掲載。永田浩三(元NHKチーフプロデューサー)、小林緑(元NHK経営委員)両氏が、「NHKは市民のための仕事を」「安倍応援団などとんでもない」と訴えました。
読者から多く寄せられている「放送法の精神を理解しない籾井会長の再任などとんでもない」「視聴者の要望にこたえた会長選任システムを」との声を反映しています。
この記事に、あるNHK元幹部は「おたくの報道は、籾井会長批判の厳しさや会長選任への問題提起など耳を傾けるところが多い」と語っています。
NHK改革を求める市民・視聴者運動を重視。「放送を語る会」「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」など市民団体が取り組む署名運動や、各地で結成されている「NHK問題を考える会」などの動きをそのつど伝えています。
シリーズ「部活って何」 体験や思い 次つぎ届く
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まったく経験のない競技の顧問が苦痛。休みはお盆と年末年始だけなんて。どうして暴言や暴力がなくならないの―。
こうした声にこたえて、16日付からシリーズ「部活って何」が始まりました。学校での部活動、とりわけ運動部のあり方を考えていきます。
1回目は子ども、教職員、保護者の思いとともに、なぜここまで過熱化してきたのかを歴史もひもときながら問題提起しました。
「体験や思いをお寄せください」と呼びかけたところ、切々と訴えるメールがいくつも届いています。練習時に孫がアキレス腱(けん)を切る大けがをしたにもかかわらず、顧問に持っていた書類を投げつけられ「俺のいうことを聞かないからやろ」と怒鳴られた体験。また、運動系の部活に入っていた女性は「スポーツをすることの楽しさを学んだり、仲間ができたりしたので意義は感じている」としながらも、「現状の歯止めのない状況では、子どもたちにも顧問の先生たちにも負担が大きすぎ、効用よりも負担の方が大きくなってしまう」とつづっています。
シリーズで大切にしたい視点は「子どもにとってどうなのか?」です。読者のみなさんと一緒に、よりよいあり方について考え合っていきます。