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2016年10月23日(日)

市民・野党 共闘の発展めざす 全国革新懇が懇談会

到達点と課題 志位委員長が発言

参院選・新潟知事選の経験交流

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 全国革新懇は22日、シンポジウム「市民と野党の共闘の発展をめざす懇談会」を都内で開きました。懇談会は2014年以来の開催で、会場は次々に椅子が追加され参加者でいっぱいに。参院選や新潟知事選をたたかった市民らが共闘の発展への意気込みなどを語り合いました。日本共産党の志位和夫委員長が、市民と野党の共闘の到達点と課題について発言しました。


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(写真)運動の課題と展望を話し合う全国革新懇の懇談会。正面は報告者の(左から)石川、小田川、志位、西郷、横山、中野の各氏=22日、東京都千代田区

 司会の石川康宏神戸女学院大学教授は、「本格的な野党相互の協力をつくることが大きな課題」「カギを握るのは市民の運動の力だ」と提起しました。

 総がかり行動実行委員会の小田川義和共同代表は「共闘の前進に向けて、安倍政権の暴走政治全体を対決点として、要求の一致を模索することが必要」と強調しました。「市民連合」の中野晃一上智大学教授は「個人の尊厳が政治の基本だと、立憲野党は合意できている」と指摘しました。安保関連法に反対するママの会発起人の西郷南海子さんは「私たちはいろんなものを勝ち取り、全国に仲間がたくさんいる。明るく活動していきたい」と発言。オール徳島代表呼びかけ人の横山良さんは「私たちが共闘を引っ張っていく」と述べました。

 志位氏は「市民と野党の共闘がどうやって発展してきたか。それを進めた力はどこにあったか」について報告。この中で、総選挙に向けた共闘の新しい課題として、(1)豊かで魅力ある共通政策を練り上げる(2)本格的な相互協力・相互支援を実現する(3)政権問題で前向きの合意をつくる―の3点を示し、「総選挙では日本共産党の候補者を一方的に降ろすということは全く考えていない」と強調。「市民運動と力をあわせ、誠実な共闘を積み重ねるなら、市民と野党の共闘は必ず発展します。それが私たちの確信であり、そのために力をつくしたい」と語りました。

 会場からの発言では、米山隆一新潟県知事の誕生について県革新懇の滝沢豊秋代表世話人が「安倍政権に痛打を与えた。(共闘の)新しい流れが始まり、革新懇の役割は重要だ」と強調しました。参院選の全国32の1人区のなかで唯一、日本共産党公認の野党統一候補(香川選挙区)として大健闘した田辺健一氏は「衆院選で(野党共闘を)必ず勝利させるため、先頭に立って奮闘したい」と語り、新日本婦人の会の笠井貴美代会長は「野党共闘の政策を豊かにし、平和や反貧困の願いを結びつけていく」と述べました。


 全国革新懇 正式名称は「平和・民主・革新の日本をめざす全国の会」。草の根から国民の要求にもとづく多彩な共同のとりくみをすすめるとともに、「三つの共同目標」((1)日本の経済を国民本位に転換し、暮らしが豊かになる日本をめざす(2)日本国憲法を生かし、自由と人権、民主主義が発展する日本をめざす(3)日米安保条約をなくし、非核・非同盟・中立の平和な日本をめざす)を掲げて、国民多数の合意をつくるために運動。1981年5月に発足。


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