2016年10月22日(土)
「しんぶん赤旗 いま読みどき」
新潟知事選/豊洲新市場問題
新潟知事選 選挙事務所に「赤旗」記事
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東京電力柏崎刈羽原発再稼働ノーが最大の争点となり、市民と野党5党が擁立した米山隆一氏が自公候補を大差で破った新潟知事選。「しんぶん赤旗」は9月23日の出馬表明以来、米山氏の奮闘や大激戦の様相、市民と野党の共同の広がりを伝え続けました。
「新潟のたたかいがこんなに1面で扱われたのは初めて。激励された」「全国的な位置づけが毎日実感できた」「『赤旗』の威力はすごい。支援・協力や募金の訴えがでれば次々に全国から反響があった」などの声が寄せられました。選挙中も取材する記者に「読んでいますよ」「赤旗、頑張ってますよね」の声がかかりました。
「赤旗ならでは」と多くの人たちに読まれたのが、「自民『想定外の接戦』 業界締め付け」(10日付)の記事。野党共闘攻撃、共産党攻撃で逃げ切るよこしまな意図と行き詰まりを暴露したもので、大義あるたたかいへの確信を広げました。
3面特集「原発再稼働反対のうねり 米山候補に熱い期待/自公推薦候補は争点隠し」(6日付)、「県民共同VS官邸・原子力ムラ 違いくっきり」(13日付)は、米山氏の選挙事務所に貼られ評判に。「国挙げ再稼働の音頭 “柏崎刈羽動かし東電経営改善”/カギ握る新潟知事選」(15日付)と本質突く記事を連打しました。
自民党元衆院議員、元自治相で新潟県出身の白川勝彦さんが1面に登場(12日付)したことも、他党派の人たちの話題となり、保守層への広がりにつながりました。
豊洲新市場問題 スクープ連打 他紙も注目
いま東京都政を大きく揺るがしているのが、築地市場(中央区)の豊洲新市場(江東区)への移転問題です。
新市場予定地は東京ガス工場跡地のため、有害物質で高濃度汚染されていました。都はこれまで、「汚染土壌を除去して盛り土をしており安全」と繰り返し説明してきたことが虚偽で、盛り土をせず地下空間にしていた事実を告発したのが日本共産党都議団です。
9月に入って、党都議団が撮影した地下空間の写真・映像をメディアがいっせいに紹介。7月の知事選で初当選した小池百合子知事は、豊洲市場の移転計画(11月7日)の延期決定に続き、地下空間問題や整備費の高騰などの検証を行うことを表明しました。
「しんぶん赤旗」は、都議団の活躍を報じるとともに、独自取材をもとに「豊洲新市場室内汚染 発がん物質ベンゼン」(8月5日付)、「築地市場用地の利用 森ビルにひそかに検討委託」(9月1日付)、「地下空間10年前検討 “建設機械搬入可能か”都がゼネコンに相談」(9月21日付)「ゼネコン17社天下り 東京都OB66人」(10月4日付)―などのスクープを連打しました。
テレビ朝日系の「たけしのTVタックル」(9日放送)は、首都圏総局にカメラを持ち込み、「豊洲市場問題をどのメディアよりも早く、そして長く追及している」と担当記者をインタビュー。他のメディアからも取材申し込みが相次いでいます。