2016年10月14日(金)
安倍暴走政治に審判 野党と市民の“本気の共闘”で
衆院ダブル補選 志位氏が強調
日本共産党の志位和夫委員長は13日の記者会見で、野党統一候補が立候補している衆院東京10区、福岡6区の両補選について記者団の質問に答え、「勝利する上で大事なポイントが二つあります」と語りました。
第1に、志位氏は、「“安倍暴走政治に対する審判の選挙”だという位置づけを鮮明にして、政治的な攻勢をかけることがとても大事になります」と強調しました。
野党4党の党首会談や書記局長・幹事長会談で、安倍政治と対決する政治的中身として(1)安保法制廃止、立憲主義回復(2)アベノミクスによる国民生活の破壊、格差と貧困を是正する(3)環太平洋連携協定(TPP)や沖縄問題など、国民の声に耳を傾けない強権政治を許さない(4)安倍政権のもとでの憲法改悪に反対する―という4点を確認していることに言及。野党が共同提出した15本の法案の内容も共通の公約にしていくことも確認していることを挙げて、「これらの確認した内容も正面に押し出して、安倍暴走政治に対する審判を下そうということを正面から論戦の上で押し出していくことが大切だと考えます」と述べました。
第2に、志位氏は、「野党と市民の“本気の共闘”の体制をつくらなければいけません」と強調。補選の野党統一候補の擁立の過程で、民進党側から“野党候補を一本化して、協力してたたかいたい”という要請があったと紹介し、「この経過からいっても“本気の共闘”を4野党プラス市民でやっていくうえで、民進党が積極的なイニシアチブを発揮してほしいと思います。私たちは何でもやる用意があるし、最大限の取り組みを始めています」と語りました。