2016年10月12日(水)
2衆院補選告示 安倍暴走に審判を
参院選後、初の国政選挙となる衆院東京10区補選と衆院福岡6区補選が11日告示(23日投票)されました。両選挙区とも野党共闘が実現し、勝利に全力を挙げています。
東京10区に鈴木候補
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衆院東京10区(豊島区、練馬区の一部)の鈴木ようすけ候補(40)=民進党公認=は、豊島区のJR大塚駅前で第一声を上げました。
鈴木氏は、地元出身で「この土地への思いは誰にも負けません」と切り出し、世界の紛争地を回り、格差が生み出す戦争の実態を見てきた体験を紹介。格差をなくし「誰もが居場所のある社会をつくるため全力を挙げる」と決意を述べました。
応援に立った民進党の近藤洋介衆院議員は「野党統一候補として、総力を結集して政策を訴える」と述べました。
今回の補選は、自民党から議席奪取をめざす鈴木氏と自民党の若狭勝氏(59)=公明推薦=との事実上の一騎打ちです。
鈴木氏は、市民団体のTeNネットワーク2016(森田彦一代表)と、アベノミクスで広がる貧困と格差の是正や安倍政権による憲法9条「改正」反対、安保関連法廃止など、10項目の政策協定を結んでいます。
告示を受けて森田代表は「幅広く政策協定の中身を知らせ支持を広げる」とコメント。立候補を取り下げた日本共産党の岸良信氏は「安倍政権の暴走にストップをかけるたたかい」と語りました。
第一声では民進党の蓮舫代表らがあいさつ。共産党からは笠井亮衆院議員らが参加し、志位和夫委員長がメッセージを寄せました。
福岡6区に新井候補
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衆院福岡6区の新井ふみ子氏(49)=民進党公認=は、久留米市内で出発式を行いました。日本共産党は、直ちに党県委員会作成の「民報号外」や法定ビラの配布に打って出ました。公認争いをしてきた自民系2候補との争いとなります。
イメージカラーの黄色のバンダナが振られる中、新井氏は「進学保障は本人の責任ではなく、国が守り支えていくことが当たり前と言える社会をみなさんと一緒につくりたい」と述べ、海外勤務の経験を生かし日本や世界の格差是正に取り組む決意を語りました。
連合福岡の高島喜信会長や民進党の国会議員、地方議員があいさつ。民進党の野田佳彦幹事長は、選挙協力を合意した4野党の書記局長・幹事長会談にふれ、「安倍政権の暴走に歯止めをかけるという野党の皆さんの思いをしっかり受け止めてたたかっていこう」と力を込めました。
日本共産党は、一本化のため立候補を取り下げた小林解子氏や、岡野隆県委員長など多数の党員、後援会員が式に参加。筑後地区大木支部の女性党員(69)は「戦争法の実施など戦争に向かっている政治を野党共闘で止めなければ。絶対に新井さんを国会へ押し上げたい」と語りました。