2016年10月10日(月)
鈴木野党統一予定候補押し上げよう
衆院東京10区補選 市民団体が宣伝
岸氏も訴え
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11日告示、23日投開票予定の衆院東京10区(豊島区、練馬区の一部)補選で、市民と野党の共同候補勝利のために活動する「TeNネットワーク2016」は9日、池袋駅前(豊島区)で宣伝し、「市民の声を国会に」と訴えました。市民ら70人が、鮮やかなブルーの横断幕や、のぼりを掲げてにぎやかに宣伝し、買い物客らの注目を集めました。
宣伝には、野党統一予定候補の鈴木庸介(ようすけ)氏(40)=民進党公認=、統一候補実現のために立候補を取り下げた日本共産党豊島地区委員会の岸良信委員長もかけつけて演説しました。
鈴木予定候補は「“何とかミクス”が始まってから、みなさんの生活は良くなりましたか?」と問いかけ、大企業・大金持ち優遇で格差と貧困を広げる安倍政権の経済政策=アベノミクスを批判。「こういう新自由主義みたいな考え方は終わりにしなければいけない。その第一歩が、衆院東京10区補選です」と力を込めました。統一候補実現のために立候補を取り下げた共産党に対し「大義を見て、小異を捨ててくださいました」と改めて謝意を表明。隣に立つ岸氏とがっちりと握手を交わしました。
岸氏は「安保法制廃止と安保法制の本格的発動ノーの審判を、補選で下そう」と演説。「鈴木さんを国会へ押し上げ、市民と野党の共同をさらに発展させて安倍政権を追い詰めよう」と訴えました。
鈴木予定候補の演説を立ち止まって聞いていた区内在住の女性は「野党が連携できてよかった。生活困窮者をなくすために社会保障を充実してほしい」と語りました。
宣伝には「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の高田健氏や、10区内の共産党、社民党の地方議員も参加しました。