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2016年10月9日(日)

東京10区補選 市民団体と政策協定

鈴木予定候補 格差是正など10項目

政治の転換へ 岸氏「力注ぐ」

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(写真)記者会見後、勝利への決意を固め合う(前列左2人目から)鈴木予定候補、森田共同代表、岸氏ら=8日、東京都豊島区

 自民党元衆院議員の小池百合子都知事の議員辞職に伴う衆院東京10区補欠選挙(11日告示、23日投開票)で、野党と市民の共同候補の擁立を進めてきた市民団体、TeNネットワーク2016(TeN16、森田彦一共同代表)は8日、都内で記者会見を開き、野党統一候補となった鈴木庸介氏(40)=新、民進党公認=と10項目の政策協定で合意し、推薦候補として支援すると発表しました。鈴木氏が野党統一候補となったことを受けて、日本共産党の候補だった岸良信氏は立候補を取り下げ、鈴木氏勝利のために奮闘する決意を表明しました。

 合意された協定は、▽アベノミクスで広がる貧困と格差の拡大を是正する経済政策の推進▽大企業や富裕層への優遇税制の見直し▽安倍政権による憲法9条の「改正」に反対▽安保関連法を廃止し、集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回▽原発に依存しない社会の実現―などとしています。

 会見で鈴木氏は「今の政権では、この国は持たないと確信している。一つの目標に向かって、よりよい地域、国をつくるために力を入れていく」と決意を述べました。

 岸氏は「政策協定に基づいて、ともに政治を変えるために力を注いでいきたい」と語りました。

 TeN16の森田代表は、協定合意の経過を説明し支援を呼びかけました。

 衆院東京10区は、豊島区と練馬区の一部が選挙区で、選挙戦は自民党からの議席奪取をめざす鈴木氏と自民・公明推薦の若狭勝衆院議員との一騎打ちとなる見通しです。


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