2016年10月8日(土)
野党と市民の力で米山知事誕生を
新潟知事選 共同街宣 志位委員長が訴え
小沢生活代表・福島社民副党首・松野民進衆院議員とともに
原発問題を最大争点として与野党の激しいたたかいとなっている新潟県知事選(16日投票)で、野党と市民の統一候補、米山隆一氏の必勝をめざし、日本共産党の志位和夫委員長、生活の党の小沢一郎共同代表、社民党の福島瑞穂副党首、民進党の松野頼久衆院議員らが7日、新潟駅前で共同街頭演説を行いました。人垣はぐんぐん膨れ、歩道いっぱいの聴衆から声援と拍手が盛んに響き渡り、米山知事誕生への熱気に包まれました。
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米山候補は「再稼働は認められない。県民の声を国につきつける」「みんなが安心して十分な介護が受けられる新潟をつくりたい」「TPP(環太平洋連携協定)から新潟のコメを守る」と表明。7月の参院選新潟選挙区で野党統一候補として大激戦を制し、米山氏の選対本部長を務める生活・森裕子県連代表や、「新潟に新しいリーダーを誕生させる会」(共産、社民、生活、新社会、緑の5党、市民団体などで構成)の佐々木寛共同代表が必勝の決意を語りました。
志位氏は「野党と市民が本気で力を合わせれば、その力は何倍にもなり、首相官邸、与党挙げての攻撃をはね返し、勝利できることを、森裕子さんの勝利は証明しました」と強調し、「野党と市民の共闘をさらに大きく発展させ、米山隆一さんを必ず知事に押し上げましょう」と訴えました。
小沢氏は「参院選で森氏を勝利させた力で米山氏を知事に押し上げてほしい。再稼働(反対)はもちろん、原発そのものを廃棄しよう」と訴えました。松野氏は「野党が力を合わせ自民党一辺倒の政治に対立軸をつくろう」、福島氏は「新潟を守れるのは米山さんしかいない」と必勝を呼びかけました。
志位氏は最大争点の柏崎刈羽原発の再稼働問題で、米山候補が「福島原発事故の検証なしに再稼働の議論はできない」という泉田裕彦知事の路線の継承を公約していることについて、「誰がどう考えても、道理ある、当たり前の主張です」と力説。「放射線科医として、放射能の恐ろしさを誰よりも知りぬいている米山さんこそ、原発から県民の命と安全を守る上で最適の方です」と訴えました。
TPPの問題では、国会決議で「聖域」とされた農産物重要5項目に無傷の品目は一つもなく、輸入米の価格偽装という大問題が発覚し、政府の言い分が総崩れになっていると告発。「米山さんの勝利で、TPP協定ストップ、日本に誇る新潟のコメと農業を守り抜こう」と力を込めました。
新潟県政をどうするか―。志位氏は、米山氏が介護職員の待遇改善、中小企業支援による最低賃金引き上げ、新潟版「給付型奨学金」など新潟独自の政策を掲げていると述べ、「ここには、地方自治の精神が輝いています。米山さんに『子育て支援、医療、介護、福祉の安心・充実日本一の新潟県』を託しましょう」と訴えました。
最後に志位氏が、野党と市民の共闘で誕生した全国各地の新知事の奮闘を紹介し、「この新潟から、野党と市民がみんなで力をあわせ、米山知事を誕生させ、原発再稼働を止め、県民が主役の新しい県政をつくろう」と熱く呼びかけると、力強い声援と拍手がわきおこりました。